毎年、今頃の季節になると故郷の庭石の隅に2つ、3つ、ひっそりと咲いていた小さな白い花は、梔子(くちなし)の花でした。 「梔子の花が好き」だと言っていた母は、石楠花の花も好きだとも。 歌が上手くて賑やかで、ご近所の人気者だった母は、くちなしの花よりもむしろ華やかな石楠花(しゃくなげ)が似合っていたように思います。 でも散歩で、とある園芸店の店先でふと見かけた梔子の白い花を観ていたら、 母が懐かしくなってつい連れて帰ってしまいました。 とゆうことで一句。 立ち来る里の香や梔子の花 梔子の花 くちなしのはな〖夏の季語:植物〗花梔子 アカネ科の常緑低木で、多くは庭木として植栽されます。 花は直径5~6㎝の白色一重または八重で、6~7月に強い芳香をはなって咲きます。 くちなしという花の名は、実が熟しても口を開かないところから名付けられました。 クチナシ属は世界の熱帯や亜熱帯では60種も知られています
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