フランシス・ハーディングの 『呪いを解く者』(2023年11月30日 初版) を 読んだ www.tsogen.co.jp 500ページを超える 長編だったけれど 先が 気になって気になって あっという間に 読んでしまった 舞台は 架空の国 ラディス そこには 奇妙な生き物達の棲む 沼の森がある 森に生息している「小さな仲間」は 虐げられ、傷つき、恨みを心の中に育てる 人々に 「呪い」の卵を 贈り物として与える (魔法の力に似た)呪いをかけられた 人間は 姿を変えられたり 望まぬ力を得てしまう 主人公は「呪い」を解きほぐすという 不思議な力を与えられた 少年 ケレン そして呪いを受けて 鷺に変えられ ケレンによって 元の姿にもどされた 少女 ネトル 15歳の二人が 呪いの 元となった 人々の 恨み 憎しみに 分け入り 解きほぐし 人々の怒りや悲しみの 本質に向かって 荒地を薙いでいく 呪い