医療従事者であれば、不安な患者さんと対峙する場面は誰しも経験すると思います。 私が看護学生の頃、安易に「大丈夫」だとか「すみません」だとかいう言葉を使ってはならないと教えられた記憶があります。 責任をとれない不確かな患者さんの未来について「大丈夫」だなんて言ったらいけない。 もし、その未来が来なかった場合、訴訟を起こされる可能性があるからです。 自分の過ちを「すみません」とすぐさま謝罪と過失があったと認めることになります。 過失を認めたとして、ライセンスを失う可能性があるからです。 こんなことを教えられて、保身のために自分の非を認められないのはとても心苦しいことです。 もしかしたら、患者さんはシンプルに「大丈夫」だとか「すみません」という言葉を求めているだけかもしれないのに。 ずるいなと思ったのは、「自分の行動で患者さんを不快な気持ちにさせてしまったことについては謝罪してもよい」 でも、「