川勝平太知事は7日、記者会見で日本学術会議の新会員候補6人の任命拒否問題を巡り、「菅義偉首相の教養レベルが図らずも露見した。おかしいことをした」と首相を厳しく批判した。 首相周辺の文部科学相や副総理が再考を促すべきだったとの認識を示し、「本当に残念。文部科学相はこういうことに一家言を持ってないと大臣の資格はない」と語った。 さらに「任命権があるから(法解釈や過去の国会答弁と)矛盾してないというのは何も語っていないに等しく、言い訳にならない」と指摘。「権力が介入しては御用学者ばかりになり、学問立国に泥を塗ると心配している。汚点は早く拭った方がいい」と強調し、速やかに任命拒否の決定を撤回するべきだとの認識を示した。