なんだかなぁ、という話を某所で聞いたので書いてみます。 「やりがい」という搾取 僕を含めて、最近の若者は「お金」よりも「社会的な意義」を働く上で重視します。年収はせいぜい300万も貰えれば全然十分で、誰かの課題を解決していることを実感できる仕事に取り組むことに、「やりがい」を感じます。実際に「休みはほとんどなし、手取りで月給13万円」でも幸せそうに働いている人に僕は出会ったことがあります。 本人が納得していればそれはそれで素晴らしいのですが、怖いのが、そういう働き方が「やりがい」をエサにした新しい「搾取」の可能性があることです。 例えば「世界を変える」ことを目論むスタートアップ企業が、売上が立っていないことを理由に、正社員ではなく、業務委託なりアルバイトで安価に人を採用します。彼はやりがいを感じて、土日を問わず毎日12時間近く働いてくれます。 この段階では決して悪ではないのですが、もし経営