高木考一｜展覧会｜FFLLAATT フラットフラット展覧会について 日本の自然感を、どのようなものなのかと問われても、自分の中にある自然に対する考えは、日本的であるのは直感的には分かるのだけれど、それはとても感覚的なもので、文章や言葉で表現するは慮って躊躇してしまう。 なにを言っても取りこぼすこの感じ。言葉の器が小さいのか、僕の言葉の力のなさか。 ともかく、八百万の神とか森羅万象といえば、なんとなく日本の自然に対する考えを表現した気にはなれる。八百万の神。森羅万象。 八百万。万象。自然溢れる大地には、いかに多くの驚きや感動、恐怖や畏怖があったのだろうか？ それを乗り越える為に、いくつの物語が必要だったのか？ 畏怖の表象。来たるべき見えないものへの想像力。重なり合う自然のお噺。 日本画の自然。俵屋宗達の松島図屏風や蔦の細道図屏風、尾形光琳の紅白梅図屏風などを見ていると、日本における自然を見る、捉えるとはどういったものだったのか？と
