大量絶滅とは一定時期に多くの生物種が同時に絶滅する現象だ。特に大規模な大量絶滅はこれまで5回起きており、ビッグファイブと呼ばれている。6500万年前の恐竜の絶滅もこのビッグファイブの一つに数えられる。 種や遺伝情報が永遠に失われてしまう大量絶滅を素晴らしい出来事とみなすことは難しい。だが、コンピューター科学者は、少なくともロボットに関しては、大量絶滅によって進化が速まり、有益な適応を促すことを実証した。 研究者によれば、本結果は人工知能ロボット開発における知見を与えるとともに、大量絶滅が進化の潜在性を秘めた血筋を有利にする可能性があると示唆しているのだそうだ。