佐賀県佐賀市大和町の「道の駅大和そよかぜ館」のそばを流れる嘉瀬川で7月初め、溺れていた女性と幼児2人を会社員川崎大輔さん(39)=佐賀市川副町=が救助した。川崎さんは大相撲の元力士。流される3人を抱きかかえたまま“土俵際”で食い止め、無事に助け出した。 川崎さんは7月3日、勤務する戸上コントロール(佐賀市)の同僚とその家族の約20人でそよかぜ館へバーベキューに出掛けた。食事前の正午すぎ、川に流された6歳と3歳の男児2人とその母親の30代女性を発見。服を着たまま飛び込んで3人を両腕の中に抱き込んだもの、深場で20メートルほど流された。足が川底に届くと急な水の流れを受けながら右足で踏ん張って立ち止まり、3人を抱きかかえて自力で川から引き上げた。