原発事故は自然災害や設備の老朽化、作業ミス、さらにはテロで起こる以外に、サイバー攻撃もまた懸念される。過去にはイランの核施設が狙われたことが知られるが、今度は先進国、しかもドイツの稼働中の原発が攻撃を受けた。果たして原発は今後も無事に運転を続けることができるのだろうか。 この記事は、ESETが運営するマルウェアやセキュリティに関する情報サイト「Welivesecurity」の記事を基に、日本向けの解説を加えて編集したものである。 ドイツ、バイエルン州にあるグンドレミンゲン原子力発電所のコンピューターでマルウェアが見つかった。 この発電所は1966年に1基目(A号機)のBWR(沸騰水型原子炉)が運転開始したが、1977年に事故が発生し運転停止した。その後、1984年に新たに建造された2基(B号機、C号機)が運転開始し、今回マルウェアが発見されたのは、そのうちのB号機だった。 ロイターの報告に
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