機知に富んだキレ味抜群の物言いでファンをうならせている球界随一の論客が、みずからの言動に足をすくわれた。テレビ番組でうっかり「本音」を漏らしたがために、出演する大人気CMが打ち切られるという「ペナルティ」を科されてしまったのだ。コトの顛末を全て明かす。 「最高6億円くじ、当たりませんよ、そんなもん。夢も希望もないでしょ」 おなじみのボヤキ節で登場し、高田純次扮する「6億円BIGマン」と対峙。結局、BIGマンから6億ビームを浴びて風船のように体が膨らみ、「ホームラーン!」と叫びながら空へと飛んでいく──。 ちまたで話題のCM「6億円BIG」で「ボヤいてばっかりマン」を演じた野村克也氏(77)。あのボヤキキャラをそのまま利用した出色の作品だった。 「だった」というのは、2月21日から放送されたばかりのこのCMが3月6日を最後に突然、打ち切られたからだ。スポーツ紙デスクが、野村氏に代わってこうボ
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