猫を飼ったことはありません。親しい誰かが飼っていた猫との体験もありません。 それでも、一緒に遊んだり、エサをあげたり、悩まされたりと、猫の思い出は結構あります。振り返ってみれば身近な動物の一つでした。 子どもの頃(多分、小学校低学年)、母方の実家に行くと、時折、祖母や祖父が残った煮干しなどを皿に入れて縁側の下に置くことがありました。ミルク(多分、ヤギ)のこともありました。それを猫が食べに来るのです。1匹だけのときもあれば、子連れで来ていたこともあります。時には、勝手口の近くまで来て「ニャア」と鳴いて餌をねだることもありました。 当初、てっきり実家で猫を飼っているのだと思っていましたが、どこかの知らない猫で、いつからかなついて、時折にエサを探して来るらしいということでした。記憶では、何匹かの猫が入れ替わりやってきてる感じでした。 猫と遊んでやろうと、煮干しを置いてじっと待っていたことがありま