ブックマーク / paperwalker.hatenablog.com (104)

  • 生きてるだけじゃダメかしら - 何を読んでも何かを思いだす

    今日も何もしない見事に無為な休日だった。 前にも書いたことだが、何もしなかった休日にはうっすらと後悔のような罪悪感のような気持ちが生まれる。あくまでも「うっすら」程度だけど。 しかし「何もしていない」と言ってもそれは言葉の綾で、やっぱり何かはしているわけだ。あるいは当に何もしなかったとしても(屁理屈だが)最低限「生きること」はしたとも言える。 それでふと思うのだが、人間は生きて《何か》をしなければ満足できないのだろうか。ただ生きてるだけでは満足できないのだろうか。 いや「人間は」などと主語を大きくする必要はない。 私はただ生きてるだけでは満足できないのだろうか。 例えば人生の目的だとか、生きることの意味だとか、そういったことを考えず、ただ単純に(あるいは純粋に)生き物としていま・ここに生きていることに喜びや幸福や満足を感じるような、そんな生き方ができるだろうか。 例えば鳥や獣のように、あ

    生きてるだけじゃダメかしら - 何を読んでも何かを思いだす
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    tn198403s 2023/01/23
    「満足しないとダメかしら」というのも、ちょっと気になるところです。
  • 『うる星やつら』の昭和感 - 何を読んでも何かを思いだす

    今期のアニメで楽しみにしていたものの一つに『うる星やつら』がある。 小学館創業100周年記念という鳴り物入りでの再アニメ化である。 率直な感想は、(良くも悪くも)早くて軽いという感じ。 原作の一話を10分余りでまとめていて(30分で二話ずつ放送)、そのためテンポが早い。ちょっと早すぎるような気もするが、原作は基的に一話完結なので、このくらいの長さ(短さ)でいいのかもしれない。 絵も旧作より明るくポップな感じだ。(ラムちゃんも旧作よりかわいい) ただなんとなく雑な感じがしなくもない。 まあ、まだ2回しか見ていないし、主要なキャラクターも出揃っていないので、もう少し様子を見たい。(なんか偉そうですいません) それから、作品の出来不出来とは関係なく感じたのは、これはやっぱり「昭和」の作品なんだなということである。 例えば下の画像を見ていただきたい。 これは主人公の諸星あたるがガールフレンドのし

    『うる星やつら』の昭和感 - 何を読んでも何かを思いだす
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    tn198403s 2022/10/24
    気になりつつも、思うところあって、今のところ見るのを控えてます。10代の頃、私も部屋にペナント貼ってました。
  • ムカデはムカデ - 何を読んでも何かを思いだす

    寝ている時にムカデに頭を咬まれた。 夜中にふと目が覚めて妙な違和感があるなと思ったら、頭に鋭い痛みを感じて跳ね起きた。 灯りをつけて枕を見ると、ああ、やっぱり、12、3センチぐらいの黒々としたムカデが乗っかっている。 半ばパニック状態で台所に殺虫剤とハエ叩きを取りに行ったが、布団に戻るとムカデの姿は消えていた。さあたいへんだ。布団をひっくり返したり、物をあっちこっちに移動させたり、大捜索が始まった。これがゴキブリだったら「チッ」と舌打ちして終わりだが、ムカデは放置しておけない。安心して眠れない。 20分ほど探してようやく見つけ、まず殺虫剤を噴きかけた上で、ハエ叩きで打つべし! 打つべし! 打つべし! ムカデは生半可な打撃では死なない。 動かなくなったところで窓の外に捨て、風呂場に行って咬まれた所を水で洗い、虫刺されの薬を塗った。(薬を塗る前に毒を洗い流すのが大事) 痛みのせいでなかなか寝付

    ムカデはムカデ - 何を読んでも何かを思いだす
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    tn198403s 2022/10/03
    > 虫も見た目が9割かも」虫に興味を持つ人が減りました。興味を持たれる虫もかわっているようです。ムカデを焼くと、その匂いでムカデが近づかなくなると聞いたことがあります。眉唾な話ですけど。
  • 熱中(症)時代 - 何を読んでも何かを思いだす

    暑い……。 暑いのはみんなわかりきっていることなのに、あえて「暑い」と言葉にして念押しする心理というのはなんなんだろう。 しかしそれでも口を開けば言わずにはいられない。 暑い……。 暑さとともに問題になってくるのが「熱中症」である。 最近、読者になっている複数のブログで立て続けに「熱中症になったかも……」という記事を読んで、自分も気をつけないといけないなあと思ったのだ。 ある意味夏の定番の話題ではあるが、あまり嬉しくない定番である。 ところで、ふと気になったのだが、この「熱中症」という言葉は私が子どもの頃には聞かなかったような気がする。 夏に気をつけるように言われていたのは、「熱中症」ではなく「日射病」だった。 しかしいまでは逆に「日射病」という言葉をほとんど聞かない。 いつからそうなのだろう。 ネットでざっと調べてみると、2000年に医学のなんとかいう学会で、「日射病」や「熱射病」などを

    熱中(症)時代 - 何を読んでも何かを思いだす
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    tn198403s 2022/07/09
    「熱中症」の名は、陽の当たらない場所でも起きるためと聞きました。その時に「ゲームに熱中し過ぎる等と混同しないか?」と思ったのを憶えています。『熱中時代』は、私も見てました。
  • 祝日会議 ② - 何を読んでも何かを思いだす

    (前回の続き) 擬人化された祝日たちによる『祝日会議』。前回の記事はこちら。 祝日会議 ① - 何を読んでも何かを思いだす 「それはあたしのことですか!? 」 トゲのある女性の声が飛んできた。「みどりの日」である。 「ただ休日を増やすためにできた意味のない祝日というのは、あたしのことですか!? 」 と言って、キッと「勤労感謝の日」を睨む。その目にはうっすらと涙が滲んでいる。 「い、いえ、そういうつもりは……」あわてて弁明する「勤労感謝の日」を無視して「みどりの日」は続ける。 「そりゃあね、あたしだって薄々はそう感じてましたよ。『天皇誕生日』が12月に移動して、4月29日がぽっかり空いたんで、とりあえず、みたいにつくられたのがあたしですよ。それが今度は4月29日を『昭和の日』にするからといって5月4日に飛ばされて……。あたしはそんなに軽い女ですか? そんなに都合のいい女ですか? どうせあたし

    祝日会議 ② - 何を読んでも何かを思いだす
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    tn198403s 2022/05/27
    面白いです!まだ登場していない祝日もあって、興味津々。
  • DIY - 何を読んでも何かを思いだす

    ゴールデンウィークの初日(29日)にバイク(原付)がパンクした。 普通ならいつもお世話になっているバイク屋さんに電話して、バイクを取りに来てもらって修理を頼むのだが、祝日なので店は閉まっている。というか、ゴールデンウィーク中はずっと閉まっているのではなかったか? 困った。どうしよう。 たまたま翌日と翌々日(30日、1日)は仕事が休みだからいいが、月曜(2日)からは仕事がある。しかも早朝の勤務なのだ。 私にはバイク以外の通勤手段がない。2年ぐらい前までは朝イチのバスに乗ればギリギリ間に合っていたのだが、いつのまにかその時間のバスがなくなっていた。(田舎のバスは少なくなる一方だ) そうなるとあとはもう歩いて行くしかないのだが、職場までは徒歩で1時間半ぐらいかかる。以前、やっぱりバイクが故障した時には歩いて行ったこともあったけど、いまとなってはそれもきつい。(私の体力もなくなる一方だ) こういう

    DIY - 何を読んでも何かを思いだす
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    tn198403s 2022/05/05
    そういえば、自転車のパンクの修理を自分でしたことがあったのを思い出しました。
  • 読書一生分 - 何を読んでも何かを思いだす

    いつものようにネットをうろうろしていると、こんな言葉が目に飛びこんできた。 読書一生分プレゼント読書一生分? なんだそれ? 実はこれ、ネット書店「honto」の10周年企画で、抽選で1名に一生分の書籍費として101万4099円分のポイントをプレゼントするという懸賞なのである。(ちなみに2等が10年分、3等が1年分) (開催期間 2022/4/21 ~ 2022/5/31) つまり人が一生で購入する書籍や雑誌の総額が100万円あまりという計算なのだが、いったいどういう根拠で? と思ったら、ちゃんと説明がしてあった。それによると、 (A)1世帯あたりの書籍・雑誌等への年間支出額:11,558円(総務省 令和3年家計調査より) (B)女性の平均寿命:87.74年(男性は81.64年)(厚生労働省 令和2年簡易生命表より) (A)11,558円 × (B)87.74年 = 1,014,099円

    読書一生分 - 何を読んでも何かを思いだす
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    tn198403s 2022/05/01
    > 年間1万円あまり」書籍・雑誌に年間1万円程度という世帯は案外少ない気がします。ほとんど読まない世帯と一定程度読む世帯とで二分化され、さらに世帯年齢層でもばらつきが大きい気がします。
  • 税金で買った本 - 何を読んでも何かを思いだす

    前回の記事でおもしろいタイトルの漫画を買ったと書いたけれど、それがこちら。 ずいの / 系山冏(けいやま・けい)『税金で買った』(講談社、2021)[既刊2巻] 「税金で買った」というのは図書館のことで、これはつまり図書館漫画なのである。 主人公の石平くんはいわゆるヤンキーの高校生。 気になることがあって小学生の時以来久しぶりに図書館を訪れたのだが、ひょんなことからそこでバイトをすることになる。 なんだかんだと文句を言いながらも、個性的な職員たちに囲まれて図書館という場所に馴染んでいく石平くん。第2巻では図書館漫画の定番イベント(?)の「読み聞かせ」もこなす。 「お仕事漫画」でもあるので図書館員のいろいろな仕事が描かれていて、図書館の裏側を知りたいという人にはおすすめ。(原作のずいのさんは実際に図書館勤務の経験があるらしい) 石平くんは気になったことをそのまま放置できないタイプであ

    税金で買った本 - 何を読んでも何かを思いだす
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    tn198403s 2022/04/16
    「知りたい、学びたい、わかりたい」これは人間の根源的な本能でしょう。誰しもそれにハマる可能性はあると思います。
  • 便利のインフレ - 何を読んでも何かを思いだす

    私は「ヤフオク」のヘビーユーザーなのだが、最近「かんたん決済」のシステムが少し変わったみたいで、いままで利用できていた(プリペイド式の)クレジットカードが一部のストアで使えなくなった。 その場合は「コンビニ決済」を利用する。通知された専用の番号をメモしてコンビニに行き、機械で手続きをしてレジで代金を支払うのだが、これがなかなかにめんどくさい。 クレジットカードなら落札してすぐに家に居ながら決済できるのに、コンビニだと翌日になってしまう(終了時間が夜のことが多いので)。雨とか降っているとさらに億劫になる。不便である。 しかし考えてみれば、初めて「コンビニ決済」を利用した時には「なんて便利なシステムなんだ」とちょっと感動したものだ。 それまでは通販で何かを買ってお金を払う方法といえば、たいてい銀行や郵便局での「振込み」だった。(「代金引換」という手もあるが、のような細かい買い物には向いていな

    便利のインフレ - 何を読んでも何かを思いだす
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    tn198403s 2022/04/02
    便利って一つの価値でしょうか、洗脳でしょうか。割高と知っていてもコンビニで買いもを手軽に済ませることが度々あります。
  • ブログはタイムカプセル - 何を読んでも何かを思いだす

    はてな」の今週のお題が「自分に贈りたいもの」ということなのだけど、このブログを長く読んでくれている人なら「あんたのことだから、どうせまたなんだろ?」と思うかもしれない。 ああ、その通りだ。 実際に以外にあまり欲しいものが思いつかない。いい大人がそれもどうか? とは思うけれど。 しかしその答えでは当たり前すぎておもしろくもなんともない。 そこでちょっとひねって、現在の自分ではなく「未来の自分に贈りたいもの」はないだろうかと考えた。 そして思いあたったのがこのブログである。 私がいつまで生きるかはわからないが、そうだな、さしあたって約20年後、70歳の自分を対象にしてみよう。 その70歳の自分が、ある日、ひょんなことで昔書いていたこのブログを思い出す。 さすがに20年後には「はてな」もなくなっているだろうし(失礼)、あるいはブログという文化そのものがなくなっているかもしれない。(今でさえ

    ブログはタイムカプセル - 何を読んでも何かを思いだす
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    tn198403s 2022/02/11
    まったくもって、同感です。
  • 相続はお早めに - 何を読んでも何かを思いだす

    3年前に父が亡くなった時、遺産相続のあれこれを行政書士に頼んだ。多少お金がかかってもプロに任せたほうが安心だと思ったからだ。 私には姉が二人いるけれど、事前に話し合いは済んでいたので相続は簡単に終わるはずだった。まあ、遺産といっても貯金がいくらかと、あとは田んぼや家などの不動産があるだけだったので、骨肉の争いをするほどのこともない。 ところが意外に手間取ることになってしまった。 問題は不動産のほうだった。 田んぼはすべて父の名義だったので、これをそのまま私の名義にするだけでよかった。これは問題なし。 しかし家が建っているところの土地は父の名義ではなく、祖父の名義のままだったのだ。これをそのまま私の名義にするわけにはいかない。 祖父には4人の娘がいて、そのうち次女が家に残った。つまり私の母である(父は入婿なのだ)。だから祖父の財産は、ほかの3人の娘(私にとっての叔母・伯母)にも相続の権利があ

    相続はお早めに - 何を読んでも何かを思いだす
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    tn198403s 2022/01/14
    世代が一つ上、二つ上ってこともあるのですね。相続がもめやすい理由を垣間見た感じがしました。
  • 新年の挨拶 2022 - 何を読んでも何かを思いだす

    あけましておめでとうございます 今年もよろしくお願いします 「はてなブログ」で3回目の新年の挨拶をすることができました。 飽きっぽい私としては奇跡的なことです。 これもひとえに記事を読んでくれるみなさんのおかげです。 ありがとうございます。 今年もよろしくお願いします。 今年のブログでやりたいことは前回の記事でだいたい書いてしまったので、それ以外の目標を考えると……「健康第一」ですかね。(笑) なにをするにしても「体が資」ということが身に沁みる中高年、ブログだって例外ではありません。持続可能なブログのためには心身ともに健康でなければ。(不健康ネタというのもアリな気がしますが) よくべて、よく寝て、よく読んで、よく書いて。 そんな感じの一年でありますように。

    新年の挨拶 2022 - 何を読んでも何かを思いだす
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    tn198403s 2022/01/02
    明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。健康、大事です。
  • 2021年のブ活をふりかえる - 何を読んでも何かを思いだす

    ありがたいことに今年も一年ブログを続けることができた。 今年はこれが最後の更新になるので、今回は2021年のブ活(ブログ活動)をふりかえってみたいと思う。 今年は(この記事を含めて)79件の記事を書いた。昨年が87件なので1割ぐらい減っている。 更新の間隔も不規則だった。私の場合、経験上、野球の先発ピッチャーみたいに中(なか)3日ぐらいの更新がベストなのかなと思っているが、なかなかそのペースを守れない。休日に記事を書くことがほとんどなのだが、他にも用事がある時にはブログにまで手が回らなくなる。 ちなみに記事を書いてもその日のうちに更新することはほとんどなく、たいてい翌日の夕方に予約投稿している。その間にちょこちょこ文章の手直しをする。 このブログではこれまであまりアクセス数(PV数)の話はしてこなかったけれど、今回はいい機会なので正直に書いておこう。 きちんと記録を残しているわけではないの

    2021年のブ活をふりかえる - 何を読んでも何かを思いだす
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    tn198403s 2021/12/29
    『絵葉書を読む』シリーズ、その時代の知らなかったこと、知っていたことが交錯して、想像が湧き上がり、とても面白いです。他にない魅力があります。こちらこそお世話になりました。来年もよろしくお願いします。
  • 「有意義な休日」について - 何を読んでも何かを思いだす

    休日の終わり、「ああ、今日もまた無駄な一日を過ごしてしまった」と軽く自己嫌悪に陥ることがよくある。 遅い時間に起きて、だらだらしていたらいつの間にか部屋が暗くなっていた、なんてことはしょっちゅうだ。 その度に休日をもっと有意義に使わなければと反省するのだが、次の休日もやっぱりだらだらしてしまい、部屋の灯りをつけながらため息をつく。 どうすれば「有意義な休日」が過ごせるのだろう。 そこで「有意義な休日、有意義な休日」と念仏のように唱えていたところ、逆にこう思うに至った。 実は「有意義な休日」というのは幻想ではないのか? いや、誤解のないように言っておくと、私はなにも「有意義な休日」の存在自体を否定しているわけではない。私にだってごくごく稀に「今日は有意義な休日だったな」とか「充実した一日だった」と思われる日がないわけではない。しかしそれは当に稀で、たいていの休日は最初に書いたように後悔のう

    「有意義な休日」について - 何を読んでも何かを思いだす
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    tn198403s 2021/12/11
    世にとって「有意義な休日」と、私にとっての「有意義な休日」とにはかなり開きがあります。40代からは、一日ごろごろ過ごすのも、有意義な日に仲間入りしました。
  • 絵葉書を読む(その9) 歌は世につれ - 何を読んでも何かを思いだす

    『絵葉書を読む』第9回。今回の絵葉書はこちら。 『東京市電車』 昔の東京の路面電車の乗車風景なのだが……実は今回の話はこの絵とは直接関係がない。表の通信文に興味をひかれて購入したのだ。さっそく引用してみよう。(旧字・旧仮名遣いは現代的に改めた) 唯今の御葉書に依りますと、此の度の私の撰定したレコードの中二枚共書生節ばかりだとの御話ですが、私の撰んだのは残月一声と松の声とだけですから、今一枚は何かは存じませんが、何卒御手数ながら直ぐに御返送を願います。日今直ぐに出かけて、注文しない物をどうして送ったかを聞いて参ります。又余りに東蓄板で御聞き苦しいのが有りましたら、其の時一緒に御返送を願います。松の声を残すことを御忘れにならぬ様に…。(以下略、太字は引用者による) 差出人は東京の男性で、宛名人は岩手県盛岡市に住む同姓の女性である。 消印が一部不鮮明で年号が読みにくいが、たぶん大正9年だと思う

    絵葉書を読む(その9) 歌は世につれ - 何を読んでも何かを思いだす
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    tn198403s 2021/11/19
    レコードが郵送されていたこと、「書生節」「残月一声」「松の声」の歌があったこと、そのやりとりが葉書であったこと…。いろいろ勉強になりました。
  • 冬が来る前に - 何を読んでも何かを思いだす

    数日前の雨以来すっかり寒くなってしまった。 もう秋の余韻を楽しむような余裕もなく、すぐにでも冬がやってきそうだ。 そんな季節に必ず頭の中で流れる曲が紙ふうせんの『冬が来る前に』である。(そのまんまだけど) www.youtube.com この曲が脳内再生されると、なんともいえない気持ちになる。 発表されたのが1977年で私がまだ小学生の時だから、リアルタイムで聴いたわけではないだろう。たぶん後年、何かのテレビ番組で聴いたのだと思う。 歌詞の内容は、夏に別れた恋人ともう一度会いたいというシンプルなもので、こう言ってはなんだが、私が共感するような要素はない。 にもかかわらず、あのイントロから歌い出しのリズムと澄んだ歌声を聴くと(思い出すと)、私には似合わない「寂しさ」とか「切なさ」とか「人恋しさ」を感じて感傷的になって、その気持ちの扱いに困ってしまう。その甘い感傷が嫌いではないのでよけいに困る

    冬が来る前に - 何を読んでも何かを思いだす
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    tn198403s 2021/11/14
    写真が一瞬、晒し首に見えました。でもこれにヘルメットをかぶるなら、まさに「モビルアーマー」かも。
  • 絵葉書を読む(その8) もんぺ - 何を読んでも何かを思いだす

    『絵葉書を読む』第8回。今回の絵葉書はこちら。 『モンペ』(中原淳一) 「もんぺ」は、主に農山村の女性の仕事着として古くからあった袴状の着物である。(名称や細部の仕様は地域によって異なる) この「もんぺ」が広く全国的に知られるようになったのは戦時中のこと。 いわゆる戦時体制になると、女性の和装が非活動的であるとしてその改革が議論されるようになった。その改革案の一つとして「もんぺ」が奨励されたのである。 もっとも昭和10年代の前半においては、奨励されただけで義務化されたわけではない。都市部の女性からの評判も悪く、実際にはあまり着用されなかったようだ。 しかし太平洋戦争が始まり、生活が次第に困窮してくると、男性の「国民服」と同じように女性は「もんぺ」を着用することが義務のようになっていった。私たちは、戦時中の女性は常にもんぺ姿のようにイメージしがちだが、それは戦争も後半になってのことだ。 画像

    絵葉書を読む(その8) もんぺ - 何を読んでも何かを思いだす
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    tn198403s 2021/07/19
    中原淳一の『モンペ』、描いた経緯を本人の思いが気になります。今年も終戦記念日が近づいてきましたね。オリンピックにコロナ…、今絵葉書を出すとしたらどんなものを使うのでしょうね。
  • 捕まりそうになったり、捕まったり - 何を読んでも何かを思いだす

    こんな夢を見た。 どこかの大きなお屋敷の一室に、お馴染みの「ルパン三世」一味が集まっている。どうやらこの屋敷にある「お宝」を狙っているようだ。 しかし私は彼らの仲間ではない。 私は、彼らと同じ「お宝」を狙う別の怪盗の仲間である。 白髪をきっちり撫でつけ、執事の服を着ている70歳ぐらいのロマンス・グレー(死語?)、それが私だ。 漫画やアニメでよくある、若き主人を補佐する「お目付役の爺や」的存在である。その若き主人が怪盗で、私は表の生活でも、裏の仕事でも彼をサポートしている。 今日、彼は客としてこの屋敷のパーティーに来ており、隙を見てどこかに隠されている「お宝」を盗むつもりなのだ。私もお供の執事として一緒に屋敷に潜入している。 私は屋敷の敷地の中の雑木林にある物置小屋のようなところにいて、小型無線機で何か主人に報告している。「お宝」の場所を探っているのである。 しかし小屋を出ると、木の陰からス

    捕まりそうになったり、捕まったり - 何を読んでも何かを思いだす
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    tn198403s 2021/06/26
    遂にネット界ばかりか夢の中まで悪意ある集団が侵入してきましたね!恐るべし。
  • 絵葉書を読む(その7) 関東大水害 - 何を読んでも何かを思いだす

    『絵葉書を読む』第7回。今回の絵葉書はこちら。 『(明治四十三年八月東京大出水之実況)所割下水附近』 明治43年8月中旬。 梅雨前線と2つの台風の影響により、関東地方は集中豪雨にみまわれた。 この豪雨によって、関東地方全体で死者769人、行方不明者78人、家屋の全壊または流出は5000戸以上という甚大な被害が出た。東京府だけでも約150万人が被災したという。(Wikipedia参照) 上の絵葉書は、豪雨後の東京府所の様子を伝えている。 「割下水(わりげすい)」というのは道路の中央に造られた掘割のことで、江戸時代の初期に造られた。下水といっても生活排水を流すためのものではなく、雨水を効率よく川に逃がすためのものだ。幅はおよそ一間(けん)から二間〔約1.8m〜3.6m〕ぐらい。(ちなみにこの所の割下水があったところは、現在では「北斎通り」という道になっている) 絵葉書には「割下水附近」と

    絵葉書を読む(その7) 関東大水害 - 何を読んでも何かを思いだす
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    tn198403s 2021/06/01
    情報の少なかった時代、絵葉書も貴重な画像情報だったのでしょうね。さらに簡潔で細かい文章表現にも感心しました。
  • タケノコホリデー - 何を読んでも何かを思いだす

    家の敷地の中に小さな竹藪があって、春になるとタケノコが出てくる。 なので先月(4月)の中旬にタケノコ掘りをした。 こう書くとなんだか田舎暮らしを楽しんでいるように見えるかもしれないが、そうではない。これは人間と竹の生存領域を賭けた戦いなのであるーーと、これは2年前にも書いていた。 paperwalker.hatenablog.com とにかく放っておくとどんどん竹になってしまうので、できるだけ間引いておかなければならないのだ。 しかしこの時はまだ少し時期が早かったのか、掘れそうなものは3、4しかなかった。よく見ると、地面にちょっとだけ頭を出したぐらいのがいくつかあったが、あんまり小さいとかえって掘りにくい。 とりあえずこの時は掘りやすいものだけ掘って、あとはまた後日ということにした。 ちなみに掘ったタケノコは1だけべて、ほかは捨ててしまう。もったいない、ご近所や職場の同僚にでもあげれ

    タケノコホリデー - 何を読んでも何かを思いだす
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    tn198403s 2021/05/11
    収穫した食材での料理は、一味違いますね。そこに、さらに一味をぱらりと加えたくなります。