2015年6月18日のブックマーク (2件)

  • 『なぜエラーが医療事故を減らすのか』はスゴ本

    「バグを排除しようと圧力をかけると、バグが報告されないプロジェクトになる」 この寸言は、よく忘れられる。シックス・シグマや日経ナントカに染まった管理者が、バグを目の敵にし、バグゼロの号令をかける。不具合が表面化すると、たまたまそこに詳しいだけの担当を犯人扱いし、なぜなぜ分析を強要し、ccメールや全体会議で晒し者にする。 なぜなぜ分析とは、「なぜそれが起きたのか?」「その原因の原因は?」と、原因を幾重にも掘り下げる手法のこと。5段階も遡及すると、たいてい「私の不注意でした」となり、対策は「意識を入れ替える」という小学校の学級目標になる。反面、もっと深刻な「仕様変更が電話口で伝えられていた」とか「アジャイルの名のもとにテストが省略されていた」などは放置される(なぜなら、「人」を原因にしたいから)。 こんな冗談みたいな施策を続けていくと、スケープゴートになった人はどんどん心をすり減らし、不具合の

    『なぜエラーが医療事故を減らすのか』はスゴ本
  • 折れ線グラフの使い方編:パッと見でも解かるレポート資料の作り方

    株式会社ロックオン、マーケティングメトリクス研究所の松です。 前々回は「棒グラフ」、前回は「円グラフ」について説明しました。今回は「折れ線グラフ」について紹介します。 棒、円、折れ線、この3つはグラフ表現形態の御三家と言っていいほど様々な場面で利用されます。この3つをマスターするだけで作図能力は大きく向上するはずです。 何を伝えたいときに折れ線グラフを使うのか? 折れ線グラフは、項目の「推移(変化)」を表すために用います。 折れ線の角度から変化を感覚的に把握できることが、折れ線グラフの特徴だと言えます。左から右に見て折れ線が急上昇・急降下であるほど、大きな変化があったことが解かります。 ちなみに「推移」は殆どが時間を経たことによるものが多く、折れ線グラフの大半は時間軸で表現されます。 折れ線グラフを用いるのは、特定の項目の傾向(増減)を把握したいときです。 例えばあるネットショップの1年

    折れ線グラフの使い方編:パッと見でも解かるレポート資料の作り方