ポイント SPring-8の高輝度X線を使ったタンパク質結晶構造解析の膨大な実験データを集積 実験データをタンパク質研究の参考情報や、新たな方法論開発に有効活用 データの再利用や自動処理化が容易なセマンティックウェブ形式で共有化(当分野で世界初) 要旨 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、微生物由来タンパク質のX線結晶構造解析実験データを主体にした、生命科学研究に役立つタンパク質実験データベースをウェブ上で公開します。理研放射光科学総合研究センター(石川哲也センター長)タンパク質結晶構造解析研究グループの淺田征彦リサーチアソシエイトおよび国島直樹グループ副ディレクターらによる研究成果です。本データベースは、理研生命情報基盤研究部門(豊田哲郎部門長)の公開基盤「理研サイネス※1」上で7月23日からダウンロードが可能となります。 生命現象を原子レベルで理解し、医学・産業応用につなげる