22日に全国で観測される日食を前に、科学技術振興機構(JST)が全国の小中学校や科学館などに配布した日食観測用グラス約4万8000個の一部に、遮光プレートが脱落する欠陥があったことが17日、分かった。遮光プレートなしでの観測は失明の恐れもあるため、JSTは「異常のあるグラスは絶対に使わないで」と呼び掛けている。 JSTによると、日食グラスは天体望遠鏡メーカーの「ビクセン」(埼玉県所沢市)が製造。昨年12月、教員向けの科学雑誌「サイエンス・ウィンドウ」の付録などとして、全国の小中高校や科学館などに計約4万8000個が配布された。 【関連ニュース】 ・ 〔特集〕世紀の天体ショー 皆既日食 ・ 〔写真特集〕国際宇宙ステーション日本実験棟「きぼう」 ・ 〔写真特集〕宇宙の神秘 コズミックフォト ・ 〔用語解説〕「国際宇宙ステーション」 ・ きぼう船外施設、打ち上げ=シャトル搭載、最