日本と欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)の交渉は5日、主要部分の関税交渉がほぼ決着した。EUがかけている自動車の関税は7年間かけて撤廃し、ワインの関税は互いに即時撤廃する。ナチュラルチーズは日本が一定の輸入枠を設けて15年をかけて関税を引き下げる方向だ。2013年春に始まった交渉は最大の関門を突破した。 EU本部のあるベルギーのブリュッセルで5日、岸田文雄外相とマルムストローム欧州委員(通商担当)が最後の閣僚会談を開き、交渉内容のとりまとめに入り、6日の首脳会談で大枠合意する。 日本から輸出する自動車にかかる10%の関税は、撤廃までの期間をめぐり日本側が5年前後、EU側は10年以上を主張していた。日本側は、ライバルの韓国がすでに無税になっており、7年で撤廃する案を受け入れる。 家電製品の関税は一部の品目で即時撤廃し、テレビは5年で撤廃する方向だ。日本からの輸出が多いホタテなどの魚介類
![ワインの関税、即時撤廃へ 車は7年で撤廃 日本とEU:朝日新聞デジタル](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e3ca10673ca943e26cb6bd295a698cb03bc2ec80/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.asahicom.jp%2Fimages%2Flogo_ogp.png)