<「お父さん、ミサイルは何発必要?」そんなジョークの裏に潜む軍拡中国の悪夢> 【想定】 中国人民解放軍の将官の家庭。息子が聞いた。 「ねえ、お父さん、オーストラリアを攻撃して制圧するには何発くらいのミサイルが必要なの?」 「そうだなあ。そんなことはよく分からないけれど、おそらく300発くらいじゃないかな」 「じゃあ、ドイツを制圧するためには?」 「どうだろう。もしかしたら、1000発以上は必要になるかもしれないね」 「ふうん。じゃあ日本は?」 父は間髪入れずに答えた。 「647発」 息子の質問に対して詳細に即答する将官。どうやら日本に対する攻撃作戦は、随分と綿密に立てられているらしい。 「647発」どころか、現実はさらに厳しい。中国軍は既に日本全土を射程に収める中距離ミサイルを2000発ほど保有しているとされる。台湾有事の際、中国は日本国内にある米軍基地への先制ミサイル攻撃を想定していると