オバマと地球温暖化 by Bjorn Lomborg 2008.12 アメリカ大統領選挙での公共政策綱領の重要項目のひとつに、バラク・オバマは気候変動をあげていて、はっきりとその優先順位と優先順位がもとづく事実について語っていた。残念なことは、それが両方とも根拠薄弱、いえば間違っているということだ。 オバマの政策概要は、カリフォルニア州知事のアーノルド・シュワルツネッガーの地球温暖化サミットのビデオでみることができるし、地球温暖化対策のロードマップを具体化するためにポーランドのポズナンに集まった指導者たちへも同じことを語っている。オバマによれば「気候温暖化と戦うほど緊急なことは、アメリカにとっても世界にとってない」とのことだ。 こういった発言は、世界の政治リーダーたちにとっては普通のことだけれども、アメリカや世界を他の政策をくらべて気候政策で救うためには、どのくらいのことができるのかといっ