槐柳二さん(さいかち・りゅうじ=声優・俳優)が9月29日、うっ血性心不全で死去、89歳。葬儀は家族で行う。後日、お別れの会を開く。 アニメで「赤毛のアン」のマシュウ、「天才バカボン」のレレレのおじさんなどの声を演じた。劇団「テアトル・エコー」の公演や朗読劇などでも活躍した。
「君の名は。」の新海誠監督に、ほぼ1年ぶりにインタビューしました。前回の取材は、映画公開より3週間ほど前の昨年8月4日。 「振り返ると、あの頃が一番楽しかったなあという気がします」と新海監督。国内観客動員1900万人を突破した大ヒットの感想をうかがうと「ネガティブな話から始めていいですか?」。うかがいましょう。 「村上春樹さんが、『ノルウェイの森』が大ベストセラーになった時のことを振り返った文章があって(講談社文庫『遠い太鼓』402ページ)、10万部売れている時は多くの人に愛され支持されているように感じたけれど、百何十万部も売れたら多くの人に嫌われ憎まれているように感じた、という風に書いてあるんですね。自分のことを村上春樹さんになぞらえて語るなんておこがましい話ですが、『君の名は。』が大ヒットして村上さんの書いていることが分かる気がしました」 「映画は、公開直後の数字で…
これは大きく予想が外れました。東宝の夏アニメ「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」(公開中)は、かなり「美少女アニメ」寄りのテイストになっていて、蠱惑(こわく)的なヒロインが男の子に向かってしなを作り、スクール水着や浴衣の着替えなどの描写はフェティッシュな味わいで、物語の展開は思春期に男の子が抱く願望妄想夢想を甘く満たしてくれるもの。昨年の東宝の夏アニメ「君の名は。」に比べてかなりストライクゾーンが狭いんじゃないの?という印象です。 「君の名は。」に続いて「打ち上げ」を手がけた東宝の川村元気プロデューサーは、「ヒットの法則はないが、経験則が1個あるとしたら、自己模倣をしないこと」「面白くて新しいものを作った結果、ヒットが生まれる。未知の領域にチャレンジし、自分が一映画ファンとして見たい作品を作るしかない」と、同僚の後輩記者の取材に答えました。 確かに意外性は感じましたが、「新しい
","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><div class=\"Section\">\n<div class=\"ProfileMod\">\n<p class=\"Image\" style=\"width:80px;\"><span><img width=\"80\" style=\"width:80px;\" src=\"https://www.asahicom.jp/culture/images/animagedon_ohara.jpg\" alt=\"\"></span></p> <dl>\n<dt><span>プロフィール</span>小原 篤(おはら・あつし)</dt>\n<dd><p>1967年、東京生まれ。91年、朝日新聞社入
雷雲から宇宙に向かって赤い光が放たれる「スプライト」と呼ばれる現象が、茨城県鉾田(ほこた)市沖で11月25日夜、確認された。「空の探検家」として知られる写真家の武田康男さん(56)が撮影=ISO感度5000、シャッター速度3秒=に成功した。 スプライトは上空約50~90キロで、雷雲の上から宇宙空間へ向かう放電で窒素分子が発光する現象。1990年代に解明され始めた。落雷と同時に起きるため、地上からは雷光のまぶしさで見るのも撮影するのも難しい。武田さんは「0・1秒足らず、目の錯覚かと思うほど一瞬だった。落雷数十回のうち1回現れるか否かで、鮮明に撮影できてうれしい」と話す。 冬は茨城県や千葉県の沖合や、日本海でスプライトが現れやすくなるという。気象予報士でもある武田さんは発生する時間や場所を予測し、チャンスを狙った。当夜は強い寒気が入り、約200キロ先の海上に発生した積乱雲を4~5時間撮影し続け
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総務省は、テレビ番組をインターネットで同時に配信する「ネット同時配信」を2019年にも全面解禁する方針を固めた。NHKのネット同時配信を制限している放送法を改正し、民放にも参入を促す。ネットでNHKを見る人から受信料を取る仕組みについても議論を始める。 東京五輪・パラリンピックを前に、スマートフォンなどで場所を選ばずテレビを見られるようにする。若い世代を中心にネット動画を好む人が増え、米ネットフリックスなどの動画配信サービスが利用者を伸ばしている。テレビを持たない人も増えつつある。 総務省は、テレビ業界がじり貧に陥ればソフトを海外展開する「クールジャパン」戦略にも影響しかねないと懸念する。民放各社はスマホへの同時配信は東京のキー局と同じ番組を流すことが多い地方局から視聴者を奪いかねないとして反対してきたが、総務省はテレビを見ていなかった層にアピールする効果の方が大きいと判断。テレビ局が質の
新海誠監督のアニメ映画「君の名は。」が22日までに774万人を集め、公開28日間で興行収入が100億円を超えた。東宝が23日、発表した。興行通信社によると、日本のアニメで100億円を超えたのは、宮崎駿監督の作品以外では初めて。邦画全体でも現在歴代9位となり、今年に入って公開された映画ではトップとなった。 映画は、山深い田舎町に住む女子高生・三葉と東京都心で暮らす男子高生・瀧の心が入れ替わる物語で、すれ違う恋の切なさや彗星(すいせい)接近によって動かされる運命を描く。 音楽を担当したロックバンドRADWIMPSのアルバムや、新海監督による原作など関連書籍の売れ行きも好調。「聖地巡礼」としてファンが関連場所を訪問する動きも過熱し、製作委員会がホームページを通じて行動やマナーに注意を呼びかけている。(佐藤美鈴)
1976年に始まった人気漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所(こち亀)」が、17日発売の週刊少年ジャンプで連載を終える。40年も続く長寿作品になったのはなぜだろうか。 「40年描かせていただいて、漫画にとってもうれしいこと。今後の漫画家人生にとって、すごく元気が出る」 「こち亀」は12日、ギネス世界記録の「最も発行巻数が多い単一漫画シリーズ」(200巻)に認定された。作者の秋本治さん(63)は14日、都内で始まった「こち亀展」の会場で認定証を受け取り、報道陣を前に喜びを語った。 こち亀は、人情に厚い巡査長の両津勘吉(両さん)が、東京の下町で繰り広げるドタバタを描いたギャグ漫画。一度も休載せず、単行本の累計発行部数は1億5千万部を超えた。最終回を収めた200巻も17日に発売される。 なぜ、このタイミングで終わる…
","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><div class=\"Section\">\n<div class=\"ProfileMod\">\n<p class=\"Image\" style=\"width:80px;\"><span><img width=\"80\" style=\"width:80px;\" src=\"https://www.asahicom.jp/culture/images/animagedon_ohara.jpg\" alt=\"\"></span></p> <dl>\n<dt><span>プロフィール</span>小原 篤(おはら・あつし)</dt>\n<dd><p>1967年、東京生まれ。91年、朝日新聞社入
8月6日の広島原爆で失われてしまった街並みが、アニメで正確によみがえる。今秋公開の映画「この世界の片隅に」では、片渕須直監督が6年がかりで大量の資料や旧住人らの証言を集め、探偵のように「忠実な姿」を探り当てていった。「暮らしも原爆も、幻やフィクションでなく確かな現実だったと感じてもらうため」と片渕… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。
プロフィール小原 篤(おはら・あつし) 1967年、東京生まれ。91年、朝日新聞社入社。現在は大阪・生活文化部所属。2012年に日本評論社から「1面トップはロボットアニメ 小原篤のアニマゲ丼」を刊行。 小原篤ツイッターページ ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><div class=\"Section\">\n<div class=\"ProfileMod\">\n<p class=\"Image\" style=\"width:80px;\"><span><img width=\"80\" style=\"width:80px;\" src=\"https://www.asahicom.jp/culture/images/animagedo
ソノシートと聞いて、どんなイメージをお持ちですか。ペラペラなシートを折り曲げてしまった懐かしい世代もいれば、見たこともない若者も多いでしょう。歴史をひもといてみます。 音の出る雑誌、当初は「ニュース」で 「これまでの雑誌はただ読んで見るだけのものでしたが、こんどはその雑誌から音が出るのです」 1959年12月に創刊した月刊誌「朝日ソノラマ」を、当時の朝日新聞はそんなふうに紹介する。朝日新聞はフランスのソノプレス社と提携して、安価に大量生産できるレコード製作に乗り出す。「ソノシート」は朝日ソノラマの商標だったが、「フォノシート」などの名称で各社も同時期に発売を始めた。 ニュース音声や季節の歌など様々なソノシートが付いた朝日ソノラマ。「創刊号は予約が殺到したため、発売後すぐ売り切れるところもある」。発売前の朝日新聞はそう伝えた。だが、「人気は長続きせず、けっこうな赤字を抱えていたようだ」と当時
――三島賞の受賞会見には驚かされました。 どうしてみなさん同じような質問しかしないのかと苛立(いらだ)ちました。 ――ただ、ああいったお約束の質問が出ることはある程度予測されていたのではないでしょうか。 最初の1、2問はそうかもしれないとは思っていましたが、これほど同じような質問ばかりになるとは思っていませんでした。 ――しかし、あの会見があったことで、結果的にはこれまでの三島賞の何倍も世間の注目を集めることになりました。 会見の前に、新潮社の方に聞いたんです。「この会見は本の売れ行きに関係するんですか」と。そうしたら「関係いたします!」とお答えになったので、「それではそのようにやりましょう」ということになりました。会見の後、その方に「お見事!」なんて言われちゃいましたけれど、これもどうなんでしょうかねえ。ちょっとやりすぎちゃったんじゃないかという気がします、新潮社のためにはね。 ――こう
プロフィール小原 篤(おはら・あつし) 1967年、東京生まれ。91年、朝日新聞社入社。現在は大阪・生活文化部所属。2012年に日本評論社から「1面トップはロボットアニメ 小原篤のアニマゲ丼」を刊行。 小原篤ツイッターページ ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><div class=\"Section\">\n<div class=\"ProfileMod\">\n<p class=\"Image\" style=\"width:80px;\"><span><img width=\"80\" style=\"width:80px;\" src=\"https://www.asahicom.jp/culture/images/animagedo
■困窮する女性たち、救う道は 帯文に「彼女はなぜ母乳風俗店で働くのか?」とあります。まず母乳風俗店があることが衝撃だけど、そのほかにもこの本では「風俗の墓場」と呼ばれる(極悪の)激安デリヘル、「デブ・ブス・ババア」を売りにする店「デッドボール」、熟女専門店などの実態が紹介されます。 しかし、こ… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。
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