仙谷由人官房長官は10日午前、都内で国民新党の亀井静香郵政改革・金融相と会談し、今国会は延長せず、16日に閉会したいとの菅直人首相の意向を伝えた。調整は付かず、仙谷氏は会談後、「これからどういうように両党で調整していただくかを話した。これからだ」と述べるにとどめた。 これに先立ち、民主党の樽床伸二国対委員長と、国民新党の下地幹郎国対委員長は10日朝、国会内で会談した。 樽床氏は参院側に会期延長に慎重論が高まっていることを改めて説明した。その上で「延長したとしても郵政法案を通すには強行採決は2回では済まなくなる」と指摘、今国会は16日で閉会し、郵政法案を「秋の臨時国会で最優先で成立させることでどうか」と提案した。 これに対し下地氏は「連立合意でサインしたはずだ」と反発。「亀井(静香国民党党首)さんは本気だ。連立を離脱するぞ」と述べ、会談は平行線のまま終わった。 首相は今国会の会期を延長せず、