県内を巡る聖火リレーの出発地となる旧中山道馬籠宿。コース沿いには2階建ての民家や店舗が立ち並ぶ=中津川市馬籠 4月3、4日に県内を巡る聖火リレーの出発地となる岐阜県中津川市馬籠の旧中山道馬籠宿では、自宅前の道や建物2階からの観覧が制限されている。馬籠宿は道幅が狭く、特殊区間に設定されており、ランナーや沿道の観客の安全を確保するのが理由だが、住民の中には「行き過ぎた対応ではないか」と不満の声もある。 ランナーが走る石畳のコース沿いには店舗や民家が立ち並ぶ。聖火リレー県実行委員会は住民の協力を得て店先などに27カ所の観覧エリアを設定しており、当日は観覧エリアを明示するために景観に配慮した竹柵を設置する。密集対策で人数制限が行われ、馬籠宿下入口から上入口の間にある観覧エリアで見るには午前8時20分ごろまでに移動しておく必要がある。 市はこれまでの住民説明会で、コース上への落下物などを防ぐために建