東京大学新聞社は、各学部・研究科への問い合わせを基に、2016年度卒業・修了者の就職状況を集計した。学部卒業者の就職先で最も多かったのは三菱東京UFJ銀行で、大学院修了者ではトヨタ自動車がトップだった。中央省庁への就職は、学部卒業者では財務省が、大学院修了者では国土交通省が最多だった。 学部卒業者の就職先企業では、11~14年度の集計で4年連続1位だった三菱東京UFJ銀行が28人で1位に返り咲き。15年度の集計で1位だった三井住友銀行は3位に順位を落とした。15年度7位だったみずほフィナンシャルグループが順位を大きく上げたことで、トップ3をメガバンク3社が独占することになった。その他、10位以内には銀行・商社・保険などが並び、前回と顔ぶれはほとんど変わらない。 前回20位以内にランクインしなかった電通が、前回の5人から10人となり、10位に上昇した。電通は昨年、東大出身の女性社員が過労の末