病気やけがの治療の際に、輸血がおこなわれることがあります。そのための血液は、もとは「献血」によってみなさんが提供した血液です。阪南大学にもときどき献血バスが来ていますし、街中には献血ルームもありますので、献血をしたことがある人も少なくないのではないでしょうか。 さて、献血というと、日本では「無償」でおこなわれています。つまり、私たちは献血をしてもお金をもらうことはできません。これを知らない人はほとんどいないと思います。では、なぜ献血は無償なのでしょうか。(献血をすると飲み物がもらえたり、回数によって記念品がもらえる場合もありますが、現金がもらえるわけではありません。) 献血バスの近くで「〇〇型の血液が不足しています」という看板が掲げられていることや、ニュースで「献血者の減少」「血液の不足」が話題になっていることを目にしたことがある人もいるでしょう。そうであるならば、献血者に対してある程度の