ブックマーク / umedamochio.hatenadiary.org (10)

  • 毎日新聞夕刊「ダブルクリック」欄・第六回「新しい職業」 - My Life Between Silicon Valley and Japan

    毎日新聞火曜日夕刊コラム欄の第六回です。 最近「新しい職業」ということをよく考える。 僕は十八年前に、当時はまだ社会的に広く認知されていなかった「経営コンサルタント」という「新しい職業」につき、十二年前に、当時はまだ世界中の人々があまり関心を示していなかった「シリコンバレー」という「新しい場所」に移住した。 九年半前に独立して、経営者へのアドバイスを専門とするコンサルティング会社をシリコンバレーで作り、六年前に「ベンチャーキャピタル」を創設した。そして二年前に、日に新しく生まれた文化とも言うべき「ネット・ベンチャー」の経営に参画し、今はそれらの「新しい職業」を掛け持ちしながら、「ネット空間」という「新しい場所」に住むように暮らしている。 僕が歩んできた「新しい職業」の周囲では、間違いなく日々「新しい知」が生まれ、その知は輝いていた。仕事環境には若さが溢れ自由があり楽しかった。しかし「昔か

    毎日新聞夕刊「ダブルクリック」欄・第六回「新しい職業」 - My Life Between Silicon Valley and Japan
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    tohrant 2006/11/21
  • My Life Between Silicon Valley and Japan - スルー力(りょく)の重要性

    昨夜は、はてな近藤邸@シリコンバレーで、シックスアパート・宮川達彦の米国社転籍・歓迎パーティがあったので、と一緒に参加した。しなもんもだいぶ元気になっていたので、当によかったね。 その席で宮川達彦に教えてもらったのがこの「スルー力」。 「高林さんがいま盛んにスルー力って言っているんですよ。僕とか高林さんはけっこうスルー力があるんだけど、○○さんはけっこうまじめだから、いろいろスルーできないんですよねぇ。スルーすればいいんだけど」(宮川) みたいに使う。ということで、使い方はなんとなく想像がついた。 だがせっかくだから、「いやなブログ」の高林哲による定義を見てみよう。 http://0xcc.net/blog/archives/000133.html スルー力カンファレンス (スルカン) 開催決定! ものごとをやり過ごしたり見て見なかったことにしたりすることを「スルーする」と呼ぶように

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    tohrant 2006/11/21
  • 毎日新聞夕刊「ダブルクリック」欄・第七回「発明への眼差し」 - My Life Between Silicon Valley and Japan

    毎日新聞火曜日夕刊コラム欄の第七回です。 米タイム誌が「今年の発明」に動画投稿サイトのユーチューブを選んだ。「同誌は、今年はユーチューブほど『世界を変えた』発明はないと指摘。ユーチューブは多くの人々に楽しみ、教育、ショックを与える新しい方法を未曽有の規模で実現したと述べた。」紙(六日夕刊)もこう報じた。 ユーチューブのビジョンは「ブロードキャスト・ユアセルフ(あなた自身を放映しよう)」。誰もが自由に自分が撮影した映像を投稿し、多くの人々に視聴される可能性が開かれた。米タイム誌は、映像表現の新しい文化が生まれたことを「発明」として高く評価したのだ。 しかしユーチューブの利用者は、テレビ番組等から録画した映像の断片をもどんどん投稿することができる。日の報道ではこの部分が特に強調される。日からも大量の映像が著作権者に無断で流れ込んでいる。ユーチューブでは投稿における入り口の規制はせず、違法

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    tohrant 2006/11/21
  • 「よりよく生きる」の意味の違い - My Life Between Silicon Valley and Japan

    須賀敦子全集第一巻(河出文庫)の解説を池澤夏樹が書いていて、その中にこんな文章があった。 しばしば不幸に見舞われる人々がそれでもよりよく生きようとする姿に読む者は共感を覚える。そう言ってしまえば話は簡単に思えるが、このよりよく生きるという言葉の内容が、日アメリカとヨーロッパとでは少し違うようなのだ。 日人はつつがなく生きようとしている。周囲の人々から浮かないようにつつましく暮らし、大過なく人生を送る、日の社会が個人に要請するのは基的にそういうことだ。これが日の社会の雰囲気を決めている。アメリカの場合は基テーマは成功への促しだろうか。個人は持って生まれた才能を発揮して高い地位に昇り、才能の成果を社会に返すことが求められる。倫理は一歩遅れてついてくる。だからアメリカは世界の先頭を切って変化している。新しいものはすべてアメリカから来る。 そしてヨーロッパでは、特にカトリックの国では

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    tohrant 2006/11/07
  • 毎日新聞夕刊「ダブルクリック」欄・第三回「約束の時間」 - My Life Between Silicon Valley and Japan

    毎日新聞火曜日夕刊コラム欄の第三回です。 約束の時間に僕は絶対に遅れない。約束よりかなり早く目的地に着くように予定を立てる。昨夜こんな夢を見た。母校での講演を依頼された僕はいつものように会場に早く着きすぎ、真新しくなったキャンパスや図書館を歩いている。そのうちなぜか人ごみに紛れ、道に迷い、会場に帰れなくなる。講演の時間が近づき焦り、動悸が激しくなる。周囲を見回し、早歩きしてもどこにもたどり着けず呆然としたところで、大汗をかきながら目覚めた。 東京出張中は、一週間に三十以上の打ち合わせをこなさなければならず、朝から深夜まで予定が入る。それをすべてこなしてシリコンバレーに戻ると、しばらく自宅で静養しないと身体が元に戻らないほど疲労する。物理的疲労もさることながら「約束の時間を絶対に守る」という精神的疲労がかなり大きいことに最近気づいた。 日で携帯電話が普及し、若い世代が「七時三十分渋谷ハチ

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    tohrant 2006/10/22
  • My Life Between Silicon Valley and Japan - UCバークレイの授業が無料でGoogle Videoに!!!

    僕はこういうニュースを読むと無性に嬉しくなってしまうんだよなぁ。 「Go to UC for free, on Google Video BERKELEY CAMPUS SHARES 100 INTRODUCTORY COURSES」 http://www.siliconvalley.com/mld/siliconvalley/15629527.htm Google Videoのここ http://video.google.com/ucberkeley.html へ行ってみるといい。UCバークレイの授業やセミナーの動画に無料でアクセスできる。もっともっと増えてくればさらに素晴らしい。今でもたとえば、 http://video.google.com/videoplay?docid=7137075178977335350&q=owner%3Aucberkeley+is141 にいくと、グーグル

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    tohrant 2006/10/02
  • My Life Between Silicon Valley and Japan - グーグルの特異性と強さ

    昨夜はフランス人の友人夫婦と事をしたあと、彼の家に寄って後酒を飲みながらあれこれと話をした。フランスは日以上の学歴社会だが、彼はその学歴の頂点を極めたゆえ、フランス社会のエスタブリッシュメント層を歩むある種のパスポートみたいなものを持っている。だが三十代半ばのあるとき、彼はそういう「予定された人生」が退屈になって、シリコンバレーに来たいと僕に相談してきた。「グーグルに入りたい」と彼は言った。グーグルが上場する前のことだ。 彼はグーグルにはコネクションを持っていなかったが、某大手ネット企業とは、その欧州部門を通じて深いつながりを持っていたので、僕は彼に、まずはそのネット企業に入ることでビザを取ってシリコンバレーに来たらどうかと勧めた。こっちに来てしまえば、自然にグーグルとのつながりも生まれるだろう。「どうしてもグーグル」と思えば、それから移ればいいじゃないの、と。 彼は僕のアドバイス通

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    tohrant 2006/09/25
  • My Life Between Silicon Valley and Japan

    時差ぼけで真夜中に起きてしまいを読んでいると、ジャックがゆっくり廊下を歩いて部屋に入ってきて、僕のそばで横になった。あんまりかわいくて、なんだか泣きそうになってしまったよ。 ジャックが元気に15歳の誕生日を迎えることができました。 心からおめでとう!!! 嬉しいなあ、当に。 ここ数日の間に撮影した最近のジャックです。 去年の夏頃は少し衰えを感じて心配したのですが、夏の終わり頃からは私たちの期待を大きく上回るほどの健康体に戻り、それからはずっと順調に規則正しい生活を送ることができています。 たくさんべるし、よく眠るし、水もたっぷり飲むし(ペチョペチョペチョと水を飲む「ぺチョ」を1回と数えて、このあいだは402「ぺチョ」一気飲みをした)、排泄も自分で庭に出てちゃんとできます。安心しきっていて、甘ったれで、やりたいときにやりたいことをする、悠々自適で幸福な暮らしを送っています。 「Amaz

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    tohrant 2006/09/13
  • Peer to Patent - My Life Between Silicon Valley and Japan

    グーグルで調べた限り、日ではあんまり紹介されていないようなので、米国で進行中の「特許審査プロセスをオープン化するプロジェクト: Peer to Patent」について、簡単に紹介しておく。 提唱者はBeth Noveck。New York Law SchoolのAssociate Professor。 http://www.nyls.edu/pages/591.asp 去年の7月、Wired Newsで紹介された。「Web Could Unclog Patent Backlog」 http://www.wired.com/news/technology/0,68186-0.html In a bid to shake up the beleaguered American patent system, a law professor has crafted a proposal that

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    tohrant 2006/08/16
  • My Life Between Silicon Valley and Japan - YouTubeについて(1)

    「ウェブ進化論」を脱稿(もう原稿に手を入れない状態に)してから約半年が経過した。半年遅く、ちょうどいまを書いていたとしたらどう書くか迷うだろうな、と思うのがYouTubeである。別の言い方をするとすれば「ウェブ進化論」に書かれていない「その後の世界」で最も重要な会社がYouTubeだと言えるだろう。 YouTubeはまさに2006年の現象である。 まず個人的経験をいくつか。 (1) 4月にテレビ出演(WBS)した映像は、CM削除編集がなされ前半と後半に分割された録画映像が、翌日か翌々日、YouTubeにアップされていた。テレビを生で見損なったという友人や、海外在住の友人たちには、そのURLを送るだけで済み、おそろしく便利だった。僕がテレビに出た映像などロングテールの尻尾もいいところだから、この映像は二ヶ月くらいずっとYouTube上に存在していたが、今はもう消えている。 (2) その後、

    My Life Between Silicon Valley and Japan - YouTubeについて(1)
    tohrant
    tohrant 2006/07/19
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