今、世界は新しい産業革命の真っただ中にいる。かつての産業革命は、機械工学が中心であり、当時の資本家は石油などの資源をパワーに力を蓄えてきた。しかし20世紀末に、いわゆる第二の産業革命である「情報革命」が起きた。世界中にインターネットが普及し、さらにスマートフォンの登場によって、誰もが容易に情報を取得できる時代になった。 このほど都内で開催された「Advertising Week Asia 2018」に登壇した村上氏は、「今は“データ”を持っている企業が強い時代に変わってきた。今後10年間は、あらゆるデータをクラウドに蓄積し、さまざまなことができるようになるだろう。これからはソフトウェアが重要になる」と強調する。 たとえば、近い将来、先進的なソフトウェア技術やVRによって、現実と仮想の世界が融合し、両者が本当に区別がつかなくなる世界が到来するかもしれない。また映像が8K対応になると、人間の目