大人が手にすると心が弾む鉛筆 ネーミングのセンスが光る文具「大人の鉛筆」。副題には「使い込むほど手に馴染む」と記載されています。 包み込んでいたビニールを外すと、辺り一面に鉛筆の香りが充満します。あの、得も言われぬような木と黒鉛の混ざり合った、懐かしい香りです。 ジャバラ式の包装には、製作者が商品に込めた熱い想いが記載されています。それは、触らずにはいられない程の高温な想いで、「もっと自分の手で文字を書いて欲しい」「書くことの喜びを再認識して欲しい」という気持ちで溢れていました。 商品には、鉛筆のそれを喚起させるような木軸が使用されており、その先端とノック部分には金属が使用されています。このノック部分を押すことで、黒鉛の芯が顔を出します。 さて、このままでは使えません。「使えない」と言うと語弊がありますが、「使うべきではない」のです。何故ならこれは「鉛筆」なので、削らなくてはならない。削っ