さあ、いよいよ、「五つの女のドクロの謎」を解き明かしますよ!ヾ(๑╹◡╹)ノ" 前回までに、 井原西鶴[※以下「西鶴」]『本朝桜陰比事』(元禄二[一六八九]年刊)巻四の七「仕掛物は水になす桂川」[※以下「仕掛物」] と 西村市郎右衛門[※以下「西村」]『御伽比丘尼』(貞享四[一六八七]年刊)巻四の五「不思議は妙、妙は不思議」[※以下「不思議は妙」] の二作品を読みました。 「仕掛物」より「不思議は妙」の方が先に書かれたんだね。 この二作品には共通するワードが出てきます。 主要人物の名前: 「里人の何がし」(「仕掛物」)、「何がしとかや言える士」(「不思議は妙」) 事件が起こった状況: 「都の町、静かにして」(「仕掛物」)、「何となく世上静かなるに」(「不思議は妙」) 物語のカギとなるアイテム: 「年久しき瀑首《されこうべ》五つ、女の黒髪入り乱れし」(「仕掛物」) 「女首五つ、黒き髪を乱し」
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