「太ってたってオリンピアンになれるんだぜ」。カーリングで日本男子20年ぶりに五輪に出場し、21日に決勝トーナメント進出をかけた韓国戦に臨むSC軽井沢クのスキップ両角友佑(33)は言う。「足が遅いとか、関係ない。俺がそう。夢、あるでしょ」 甘いものとテレビゲームが大好きな子どもだった。中学2年で野球部を辞め、長野・岩村田高では帰宅部。バレーボール部で活躍する4学年下の弟、公佑(29)を「なんで余計な時間にまで体を動かしているんだよ」とひねくれて見ていた。高校2年で体重104キロに。「甘酸っぱい青春の思い出なんて全然(ない)」と振り返る。 そんな10代を“黒歴史”と…