約5億年前のカンブリア紀に存在した「アノマロカリス」は、最も有名な古生物のひとつです。 当時の生態系の頂点捕食者であり、硬い三葉虫でもバリバリ食べていたと考えられてきました。 しかし新たな研究の結果、アノマロカリスは硬い獲物を食べるのには不向きだったことが判明したのです。 アメリカ自然史博物館(AMNH)によると、アノマロカリスの歯や2本の付属肢では、岩のように硬い三葉虫の殻を砕くことはできず、逆に破損する可能性が高かったという。 もし無理に三葉虫を食べようものなら、逆に歯を折られていたかもしれません。 研究の詳細は、2023年7月5日付で科学雑誌『Proceedings of the Royal Society B』に掲載されています。
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