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ブックマーク / www.kojinkaratani.com (3)

  • 批評空間【Web CRITIQUE】 子犬たちへの応答/柄谷行人

    東浩紀、鎌田哲哉、大杉重男、千葉一幹らが私を批判しているから、それに対して応答したらどうかといわれた。しかし、こんな連中の低レベルな批判にまともに応答する理由はない。 この連中は、批評空間や群像新人賞から出てきた。世の中では、私が評価したと思っているかもしれない。もちろん、相対的に評価したのは事実である。しかし、その後の仕事については、また別である。私の評価はそのつど変わる。ただし、それをいちいち言うべきではないと思い、長い目で見ようとしてきた。しかし、彼らが錯覚し思い上がって騒々しく噛みついてくるとなったら、一言いっておかねばならない。 こういう連中は、全面的に私の言説の中で育ってきて、一人前になるために、そこから出ようとして、まず私にからみ攻撃する。しかし、それでは私に対する従属をますます認めることにしかならない。(何にしろ私はこんなストーカーどもにつきまとわれたくない。)そもそも、こ

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  • 斎藤環【「精神分析」を回避することの困難さについて】

    20世紀が精神分析の世紀であった、とは良く指摘されるところではある。それでは21世紀はポスト精神分析の世紀ということになるのだろうか。おそらくそうであり、またそうではない。どういうことか。治療の場面における精神分析の直接的な有効性そのものは、今後もゆっくりと衰退していくに違いない。しかし「精神分析的言説」の有効性は、まさに様々な社会事象において、いっそう徹底した形で実現されるであろう。 急いで注釈しておくが、私が「精神分析」と言うときは、ほぼフロイト/ラカンによって拓かれた言説空間のことを意味している。もちろん留学も教育分析(パス passe)の経験もない私がラカニアンを気取るわけにはいかないが、この言説の強さに対抗して、体系的にこれを論駁し得た言説はいまだかつて存在しない。デリダやドゥルーズらの過激な反駁も、結局はラカンへのゲリラ戦において局所的勝利を収め得たに留まる。むしろ現在最もラカ

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