濱野智史氏の「自己組織化は設計可能か──スティグマジーの可能性」(http://tenplusone.inax.co.jp/monthly/2009/09/post.php)を興味深く読みました。 濱野氏の関心の焦点を、神学者ラインホールド・ニーバーの有名な言葉をもじって、「変えることのできなかったもの《を》変えることができるようになったかどうかを、識別する知恵」と、説明されたのが印象的。 あのニーバーの言葉、確か宇野常寛氏の『ゼロ年代の想像力』にも引用されていたと記憶しています。もしかしたら、サバイブ系の想像力を生態系論・自己組織化論に接続することを目的のひとつにして、本論が書かれているのかもしれないなーと思いました。 サバイブ系の想像力への警戒と注釈。そのようにも読むことが可能なのかもしれません。でも、そうなっていくとどんどん「研究」的になっていくなー。つまり、とても精緻でよい仕事をさ