ホテル日航大阪のティーラウンジ内に設けられたテークアウトコーナー。関西の食材を取り入れた地域色の濃さが特徴=大阪市中央区(田村慶子撮影)(写真:産経新聞) 【ビジネスの裏側】 デフレ不況の影響で、宿泊や宴会の劇的な伸びが望めない中、高級ホテルが新たな収益源の柱として、若者などをターゲットにした自主企画(PB=プライベートブランド)商品に注力し始めた。モノを買わない若者世代は、ホテルのPB商品に興味を示し、ホテル離れに歯止めをかける救世主となるのか…。 【フォト】PBグッズの企画・制作も手がけるエスプライド 大手コンビニエンスストアが高価格帯のPB商品で女性客の取り込みに成功するなど、今やPB商品はメーカー品を脅かす存在に成長しつつある。こうした流れを受け、高級ホテルもPB商品の開発に本腰を入れている。 京都ホテルオークラ(京都市中京区)は、あるPB商品でヒットを飛ばし、ブームの火付