熱帯地方に多いデング熱に、東京、埼玉、千葉、茨城、神奈川、新潟の6都県に住む男女19人で新たに感染が確認されたと、厚生労働省が1日、発表した。いずれも直近の海外渡航歴がなく、8月中に東京都渋谷区の都立代々木公園やその周辺を訪れていた。厚労省は公園周辺でウイルスを持った蚊に刺されて、感染したとみている。 約70年ぶりに確認されたデング熱の国内感染は計22人となった。いずれも重症化しておらず、状態は安定しているという。22人の住所は、東京14人、埼玉3人、神奈川2人、千葉、茨城、新潟が1人ずつ。 厚労省によると、新たに感染した19人は10歳未満から50代で、不明の1人を除き、8月16日から28日かけて発症した。これまでに確認された3人は公園の渋谷門付近で蚊に刺されていたが、19人は公園の中心部や、周囲の歩道を通った人も含まれている。 厚労省は関係自治体とともに感… こちらは有料会員限定記事です