1973年生まれ。芝浦工業大学システム理工学部教授。2002年京都大学大学院博士課程修了。博士(経済学)。東京工業大学助教等を経て現職。東工大時代に経済シミュレーション研究に従事、そこで学んだコンピュータサイエンスの知識を生かしてゲーム産業研究を行なう。専門はゲーム産業を中心としたコンテンツ産業論と社会情報学。2016年6月末に『日本デジタルゲーム産業史』 (人文書院)を刊行。 コンテンツ業界キャッチアップPLUS 大好評連載「コンテンツ業界キャッチアップ」の特別バージョン。デジタルエンターテインメント業界注目の新商品やサービスを紹介します。 バックナンバー一覧 「ドラゴンクエスト」、「ファイナルファンタジー」シリーズなどで知られる、スクウェア・エニックスの社長が100億円を超す巨額損出で引責辞任するニュースも飛び込み、「もう家庭用は終わりなんじゃないか?」とお思いの方もいるのかも。そんな
1972年生まれ。早稲田大学教育学部教育心理学専修を経て、東京大学大学院教育学研究科修士課程在籍中。1999年からゲーム業界ウォッチャーとしての活動を始める。著書に『ゲーム業界の歩き方』(ダイヤモンド社刊)。「コンテンツの配信元もユーザーも、社会的にサステナブルである方法」を検討するために、ゲーム業界サイドだけでなく、ユーザー育成に関わる、教育と社会的養護(児童福祉)の視点からの取材も行う。Photo by 岡村夏林 コンテンツ業界キャッチアップ ゲームソフトをゲーム専用機だけで遊ぶ時代は終わった。ゲーム機を飛び出し、“コンテンツ”のひとつとしてゲームソフトがあらゆる端末で活躍する時代の、デジタルエンターテインメントコンテンツビジネスの行方を追う。 バックナンバー一覧 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は2月21日(現地時間2月20日)、新型家庭用ゲーム機「プレイステーション
「ゲーム志向」のスキャンコンバータはレトロゲーマーを救うか マイコンソフト XRGB-mini Text by 西川善司 XRGB-mini メーカー:マイコンソフト 問い合わせ先:サポートページ 実勢価格:3万3000円前後(※2012年02月29日現在) マイコンソフトは,同社の人気スキャンコンバータシリーズ「XRGB」の新製品である,「XRGB-mini」を2011年12月に発売した。 これまでの最新モデルは2006年発売の「XRGB-3」だったので,久しぶりの新製品ということになる。ただし,「XRGB-4」ではなく「XRGB-mini」と命名されていたり,さらに「FRAMEMEISTER」(フレームマイスター)という愛称まで付けられていたりと,XRGB-3の新モデルというわけではなさそう。しかも,製品情報ページでは「ゲーム好きのお客様にお勧め」,製品パッケージでは「ゲーム志向」とい
家庭用ゲームはパッケージで買うものだと思っていたけど、昨今ダウンロードの流れも強くなってきた。その事情を追った! ◆SCEに聞く、ダウンロードの現状と今後 DL市場の現状を、ハードホルダーはどのように見ているのか? SCEの塚嵜英史氏に、まずは新作タイトルにおけるDL販売の拡大傾向について聞いた。 「具体的な数値は公開していませんが、DL版の利用度が劇的に増加しています」 今後はさらにDL版に力を入れていくのだろうか? 「DL版を購入することにまだ抵抗を感じている方もいると思いますので、PlayStation Store(オンラインショップ)ならではのキャンペーンを通してお客様を増やしていきたいと考えています」 ただ、DL版にはメリットだけでなくどうしてもデメリットもあると思うのだが……。 「ゲームの容量によってはDLに時間がかかるというのは不利な点かと。でも、いつでも遊びたいときに入手で
家庭用ゲームはパッケージで買うものだと思っていたけど、昨今ダウンロードの流れも強くなってきた。その事情を追った! ◆パッケージとの併売やDL専売など。24時間買えるゲームソフトが拡大中 一足先を行く音楽業界に比べ、家庭用ゲームのダウンロード(以下DL)市場はまだ発展途上。ここにきて急拡大の兆しが見えてきた。 昨年4月のニンテンドー3DS『ファイアーエムブレム 覚醒』で、任天堂としては初めて追加コンテンツのDL販売を行ったが、これが予想を超える大ヒット。120万DLを記録し、約3.8億円を売り上げたという。さらに年末商戦の台風の目となった『とびだせ どうぶつの森』はパッケージ版と同時発売されたDL版が絶好調。わずか1週間で20万DLを突破! 量販店に並ぶDLカードまで品切れになり、任天堂の岩田聡社長がツイッターで謝罪する一幕も。 また、昨年4月の時点では「70%超」だった3DSのネットワーク
家庭用ゲームはパッケージで買うものだと思っていたけど、昨今ダウンロードの流れも強くなってきた。その事情を追った! 【PS系編】 プレイステーション系ハードのDL専売コンテンツは、クリエイターのセンスに満ちたアーティスティックな作品が多い。 「2012年日本ゲーム大賞デザイナーズ大賞を受賞した『風ノ旅ビト』など、注目作が次々と登場してます」(SCEの塚嵜英史氏)との言葉通り充実してきている。 世界中で数々の賞を受賞したアドベンチャー『風ノ旅ビト』に続けとばかりに、’12年12月に配信された『The Unfinished Swan』。白一色の世界に黒いペイントボールを撃ち、色をつけて建物や橋を浮かび上がらせ先へ進む。絵画の中に迷い込んだような世界観が印象的だ。 一方、PS Vita用の『箱! OPEN ME』は、斬新なアイデアが光るDLコンテンツ。AR機能によって現実世界に出現した「箱」の仕掛
初代『ドラッグ オン ドラグーン』が秘めた狂気の深淵を暴く――10年前、プレイヤーに絶望と歓喜を与えた問題作の根源とは? 今から10年前となる2003年9月11日、スクウェア・エニックスのRPG第1弾としてPS2で登場した『ドラッグ オン ドラグーン』。その罪深き魅力の根源について、ビジュアルやスクリーンショットを織り交ぜながら振り返っていく。 多くのプレイヤーの心に、忘れられない痛みを残した『ドラッグ オン ドラグーン』。先日、そのシリーズ10周年記念タイトルでもある『ドラッグ オン ドラグーン3』が発表され、早くも大きな話題を集めている。 今なお熱狂的なファンを持つこのシリーズ処女作は、はたしてどんな作品だったのだろうか? 今回はSTORY、CHARACTER、GAME SYSTEMという3つのカテゴリにスポットを当て、その魅力をひも解いていく。 ◆──<STORY>──◆ 世界の“封
全国のゲーム屋さんが毎月1本、実際に遊んでみて「これはおもしろい」というゲームを選ぶ「ゲーム屋さんが選んだ良作!」。1月の良作に選ばれたのは、フルHDによってより美しい姿に生まれ変わった名作『大神 絶景版』でした。今回も本作について、ライター・田下広夢氏が語ります。 ●日本の神話や昔話がモデルの 傑作和風アクションアドベンチャー 絶景版と銘打たれた本作『大神 絶景版』は、PS2の『大神』をPS3用ソフトとしてHDリマスターした作品です。日本の神話や昔話をモチーフに作られた舞台、復活したヤマタノオロチの脅威にさらされ、世界はタタリ場と呼ばれる呪われた空間に覆われていました。そこで登場するのが、太陽の神様であり、白い狼の姿をした主人公のアマテラス。米粒程の相棒、絵師イッスンを頭に乗っけて、妖怪を退治し、困っている人を助け、タタリ場を浄化してヤマタノオロチに挑みます。 『大神』と言えば、PS2の
全国のゲーム屋さんが毎月1本、実際に遊んでみて「これはおもしろい」というゲームを選ぶ「ゲーム屋さんが選んだ良作!」。2月の良作に選ばれたのは、無数の潜入・暗殺手段が用意されたステルスアクション『ヒットマン アブソリューション』でした。本作について、ライター・田下広夢氏が語ります。 ●ゲームを攻略する第一歩は 暗殺計画を立てることから始まる 敵から隠れて見つからずに潜入する、ステルスアクションゲームというジャンルがあります。日本では『メタルギア ソリッド』シリーズが有名ですが、今回の良作は海外のステルスアクションゲーム『ヒットマン アブソリューション』をご紹介したいと思います。ステルスアクションに興味がある方だけではなく、おもしろく、知的で、戦略的なアクションゲームを遊んでみたいと思う方にもぜひオススメしたい1本。ステルスアクションといっても、ただ隠れて進む、というだけではありません。ヒット
Take-Two Interactive Japanから2013年4月25日に発売予定のアクションシューティング『Bioshock Infinite(バイオショック インフィニット)』。本作を開発したIrrational Gamesのボス、ケン・レビン氏に話を聞いた。 ――『バイオショック』シリーズは色んな所からセリフやアナウンスが聞こえるので日本語吹き替えがいいなと思っていたんですが、吹き替えにしてくれてありがとうございます! ケン・レビン氏(以下、ケン) 日本語版をプレイしてみてどうだった? (良かったと思うと返答)それはよかった。吹き替えにするのを決めたものの、日本語がわからないから良し悪しを判断しようがないからね(笑) ――最近GOG.comで再発された『System Shock 2』を買ったんですが、あの作品からある種のユートピアの崩壊を描いていますね。これはあなたにとって重要な
角川ゲームス 代表取締役社長 『KILLER IS DEAD(キラー イズ デッド)』 エグゼクティブプロデューサー 安田善巳(やすだ よしみ)氏 須田氏との共同プロジェクト『ロリポップチェーンソー』がヒット。本作でも社長業と兼任でゲーム開発に携わる。 グラスホッパー・マニファクチュア CEO/ゲームデザイナー 『KILLER IS DEAD(キラー イズ デッド)』 エグゼクティブディレクター 須田剛一(すだ ごういち)氏 『ノーモア★ヒーローズ』や『killer7』などの個性的な作風で、世界的にファンを持つゲームデザイナー。 ――まずは『KID』開発の経緯をお教えください。 安田善巳氏(以下、安田) 始まりは『ロリポップチェーンソー』の開発が軌道に乗ってきた、2009年の年末ですね。そのころ須田さんから新しい企画をいくつかいただいて、その中から私が『KID』を選んだ形です。候補の中から
ゲームに連動して照明が変化する! ゲーマー向け周辺機器ブランド「Cyborg」からLED間接照明「Cyborg Gaming Lights」(国内製品名:サイボーグ amBX ゲーミングライト)が2012年12月21日に発売されます。価格は9980円(税込)です。 ●Cyborg 間接照明 amBX ゲーミングライト Gaming Lights MC-AMBX 商品ページへ 送料無料 サイボーグ amBX ゲーミングライト MC-AMBXは、パソコンのモニターの両脇に背面に向けて設置する、間接照明機器で、RGB1,600万色のカラーを発色することができる1組2個のLEDライト(最大100ルーメン)セットです。 数多くのゲームと互換性をもつamBX技術を使用し、ゲームや音楽にあわせて部屋の壁の色を変化させ、臨場感やムードを盛り上げるのに役立ちます。 音楽とも連動 MC-AMBXは、パソコンと
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