前回は、MSXML を使用して C++ から DOM を扱うためのプログラミングの準備および概要を扱いました。今回はさらに、高速に処理するための考慮点やエンコーディングに関する話題をお届けしたいと思います。 ツリー構造をたどらずに目的のデータを取り出す DOM を使用していくにあたって、firstChild, lastChild, nextSibling, previousSibling といったプロパティを使ってツリーをたどるのが基本ですが、ツリーをたどらずに目的のノードを取り出すためのメソッドも用意されています。 リスト1に、XML 文書中の Title 要素の内容を m_strTitle に、Description 要素のサブツリーに含まれるすべてのテキストを m_strDescription に取り出す例を挙げます。この例ではエラー処理は省略しています。 CComBS