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2009年9月11日のブックマーク (3件)

  • 『出現する未来』――スティーブ・ジョブズのように内なる声を聞くには

    『最強組織の法則』で有名なピーター・センゲらが、150人強の科学者・起業家にインタビュー。未来を創造するための意識変化を考察したのが『出現する未来』。ビジネスと精神性の結びつきについて、物語仕立てで理解できる。 未来を知るためには 意識変化のあり方が「U字理論」として整理されている。 センシング:ビジネスパーソンは絶えず分析的思考を持ち続けている。瞑想するかのように一時的に考えを止めてみる。 プレゼンシング:意識が深く掘り下げられると、思考が止まって静寂に達する。すると普段の自分を越えた何かが「出現」するという。 リアライジング:その内なる声に従って、自然に素早く活動を開始する。1人の行動は周囲の共感を呼び、やがて新しい世界が切り開かれていく。 内なる声を得る スティーブ・ジョブズが「内なる声を聞け」とスピーチしたのは有名だ。重要なのは、いかに「聞く」か。若者に座禅や瞑想が流行しつつある。

    『出現する未来』――スティーブ・ジョブズのように内なる声を聞くには
  • 『忘れられた日本人』――古き村社会に学ぶマネジメント

    民俗学者・宮常一が、文字に残らない日人の生きざまを全国行脚しながら発掘し、まとめたのが『忘れられた日人』。イメージと違い、昔の日人が自由闊達(かったつ)に生きながら、時代の変化に見事に適応してきた様がうかがえる。 うちとよその交流による自己変革 村社会と言うと閉じられた印象だが、うち(村)とよそ(世間)を行き来することで、村は発展を遂げてきた。 立場を離れて関係者が全員集まる「寄合い」にて、村の大事な意思決定を行なう。弁当を持ち込み、泊まり込みもして時には2日も3日も議論が続くという。その分、一度決まったことは全員が守る。子供が行方不明になるといった事件がおきれば、村中が黙々と辺りを探し回って解決を図る。 意外に、昔の日人は自由だった。どの村にも諸国を放浪していた「世間師」がいたもので、外の技術を伝えながら村自体の“リニューアル”に貢献した。女性であっても村しか知らないのは「世間

    『忘れられた日本人』――古き村社会に学ぶマネジメント
  • 任天堂は「やらないこと」で目標を達成した

    やらないよりはやった方がいいに決まっている。しかし、ここに落とし穴がある。サウスウェスト航空、任天堂、QBハウスに見る目標達成の方法を個人で実現するためには。 仕事をしているとどこまでやるべきか判断に迷うことも多い。もちろん、なるべくやれることはやった方がいい、そう思うのが一般的だろう。 勉強や自分のスキルを磨く場合も同じだ。やらないよりはやった方がいいに決まっている。できないよりはできる方が価値が高いに決まっている、と素直に思う。……しかし、ここに落とし穴がある。 この考え方の最大の問題点は、すべてが中途半端になりがち、ということだ。より多くのことを成そうとすれば、1つだけに集中している者に勝てるわけはない。企業が競争力を失うケースもこうした原因が少なくない。 「選択と集中」――イケてる企業はやっている こうした企業が取るべき道として「選択と集中」という言葉がある。競争力が高く、独自性の

    任天堂は「やらないこと」で目標を達成した