アメリゴ・ヴェスプッチは、歴史の教科書でもちょくちょく見かける人物です。イタリアの探検家であり、アメリカ大陸を発見したことでも知られています。 しかし、ヴェスプッチがウソをついていたという逸話もあり、なかなか不思議な存在です。ただ、自分の名を残したかったという説もあるそうです。 そんな多くの謎に包まれたアメリゴ・ヴェスプッチの歴史を紐解いていきます。 1.生い立ち 2.四度の航海 3.ヴェスプッチの真実性 4.歴史的評価 5.まとめ 1.生い立ち アメリゴ・ヴェスプッチは、1454年にイタリアのフィレンツェの公証人の家に生まれました。ヴェスプッチ家はメディチ家とも交流のある名門でした。また、ヴェスプッチ家は蜂(vespa)に由来する家系であることから養蜂業を営んでいたとされています。彼の周辺にも外交官や地理学者になった者もあり、高い人文主義的家庭環境におかれていました。 ヴェスプッチは、叔