(CNN) 南太平洋のソロモン諸島で新種の大ネズミが発見されたとして、米国などの研究チームが27日の学会誌に発表した。地元住民の間では「ビカ」と呼ばれ、古くから口承で伝えらていたが、現在は絶滅の危機に瀕していて、今回見つかったのは1匹だけだという。 研究チームはソロモン諸島のバングヌ島でビカを目撃し、画像などを掲載した。体重は900グラム前後、体長は約45センチ。リスとポッサムの中間のような姿をしていて、大きな後ろ足で木の枝を伝って歩き回る。熱帯雨林の樹木に生息し、伝承によれば、2本の前歯でココナツの殻を破って穴を開けることができる。 研究チームを率いるフィールド博物館(米シカゴ)の研究員ティローン・レバリー氏は、2010年に初めてバングヌ島を訪れた時にビカのうさわを聞き、何度も同島に通って調査を続けていた。ビカの生息地は森林伐採によって失われつつあり、捜索は時間との闘いだった。 極端に高
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