ロシア在住の日本人社会で当惑も 【モスクワ杉尾直哉】日本で人気の無料通信アプリ「LINE」(ライン)などのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)がロシアで使用できない状態となっている。タス通信によると、露連邦通信情報技術監督庁が2日に国内での使用を禁止したため。LINEはロシア在住の日本人の間でも日常的な通信手段として人気があり、邦人社会の間で当惑が広がっている。 タス通信によると、禁止されたのは、韓国企業が手がけたLINEのほか、カナダ企業の「ブラックベリー・メッセンジャー」、中国語圏で人気の「微信(ウィーチャット)」など。ロシア通信によると、ウィーチャットを開発した中国企業、騰訊(テンセント)は5日、「深い懸念」を表明した。