みなさまご無沙汰しております。 毎年、4月1日には、ジョークだけど実は使えるかもな規格を書こうとしているのですが、今年も書けずにいつの間にやら4月も3分の1が過ぎてしまいました。結局のところ、今年は何に忙しくしていたかというと、OAuthで「記名式」トークンを使う方法を規格化しようとしていて時間が経ってしまいました。 「記名式」って何のことやらと思いますよね?説明しましょう。 通常のOAuthのトークンは「ベアラ(bearer)・トークン」と言います。ベアラ(bearer)とは、「bear (持ってきた)+ er(人)」ですので、「持参人」となります。トークンも日本では馴染みのない単語ですが、これは「切符」のことです。昔の地下鉄などでは、切符の代わりに「トークン」というコインを改札機に入れて通過していました。今でもトロントの地下鉄などはそうです。ですから、ベアラ・トークンと言うと難しく感じ
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