知らない町の家に泊まると、まるで別の人生みたいだなと思う。 知らない町の知らない景色。ここに住んでいる僕はどんな仕事をしているだろう、などと考える。 あっち側の僕とは違う、水道工事や電子部品の商社、食品の卸の仕事だろうか。クローゼットにはサイズはあうけど見たことがない服が入っているだろう。 そして見たこともない友達や恋人がいて、身に覚えがない身の上話をしてくるだろう。 そんな別の人生を味わう方法を考えた。
![もうひとつの人生ごっこ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e71032762dd38fa4da428651e1b9bb16c0224600/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimg.dailyportalz.jp%2F4115%2F9967%2F0998%2Fb__2017_07_07_b_img_pc_top.jpg)
猫はこうして地球を征服した: 人の脳からインターネット、生態系まで 作者: アビゲイル・タッカー,西田美緒子出版社/メーカー: インターシフト発売日: 2017/12/27メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る 本書は(もちろん)ネコ好きで,子供時代からネコを飼い続けているサイエンスライターのアビゲイル・タッカーによるネコについての科学啓蒙書だ.私はどちらかといえばイヌ派だが,そういえばネコについてはきちんと読んだことがないなと思って手に取った一冊になる.原題は「The Lion in the Living Room: How House Cats Tamed Us and Took Over the World」. 序章では本書の中心テーマが提示される.それは「ネコは我々の役に立っているようには見えないし,最近では野鳥殺しの侵略的外来種としての悪評も高いのに,なぜこんな
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