スペイン語が全く喋れない状態でメキシコに来たので、語学学校に通っている。 メキシコは興味深いが、ビザも永住者になってしまうと、好きとか嫌いとかの次元を超えて付き合って行かざるを得ないので、まあ大抵のことはそんなもんかと思いながら暮らしている。 一方で学校は中国、韓国、日本人が半分以上という感じでもあり、何というか、モラルとか照れ方がよく似ていて、語学学校で親しくなりやすいのもこの人達になる。彼らを見ていると、生きるのが面倒くさいこの三カ国の実質的な近さを感じざるを得ない。 何か大学のプログラムがあるのかよく分からないが、韓国人は蔚山の人によく会う。現代自動車のお膝元の街で、父はHyundaiのエンジニアです、という女子がいて、おっとりしたタイプ。生活も余裕がある感じが漂うが、宿題とかテストには敏感に反応して、韓国の教育風土を感じる。 ソウルから来たもう一人は旅行好きで、はっきりと意見を言う