ブックマーク / vladimir.hatenablog.com (1)

  • 1-03『存在の耐えられない軽さ』ミラン・クンデラ/西永良成訳 - ウラジーミルの微笑

    重いクンデラ試練の道を あいかわらず四つん這いになっていたトマーシュは、後ずさりし、体を縮めて、ウワーッと唸りだした。そのクロワッサンのために闘うふりをしてみせたのだ。犬は主人に自分の唸り声で応えた。とうとうやった!それこそ彼らが待っていたことだったのだ!カレーニンが遊びたがっている!カレーニンにはまだ生きる意欲があったのだ! その唸り声、それがカレーニンの微笑だった。 (p.336)*1 ≪感想≫ 再読、いや再々読だろうか。15年ほど前に集英社版で読み、気に入りのの1つだった。著者の小説論である『カーテン』もわざわざハードカバーで買って読み、『冗談』も岩波版が出れば早速買って読んでいた。そして何を隠そう、ブログのタイトルも、印象深かった書第7部「カレーニンの微笑」から拝借している。最初は「ウラジミールの呪い」にしようと思っていた。を読んでいるといつも、ナボコフならどう読むだろう・

    1-03『存在の耐えられない軽さ』ミラン・クンデラ/西永良成訳 - ウラジーミルの微笑
    tokyocat
    tokyocat 2023/05/01
    《本書を「実存小説」などとしてカテゴライズしたり、あるいは賞賛したりするのは珍妙である。私に言わせれば、定食屋で定食が出てきて驚くようなものだ》
  • 1