2023年5月1日のブックマーク (3件)

  • 1-03『存在の耐えられない軽さ』ミラン・クンデラ/西永良成訳 - ウラジーミルの微笑

    重いクンデラ試練の道を あいかわらず四つん這いになっていたトマーシュは、後ずさりし、体を縮めて、ウワーッと唸りだした。そのクロワッサンのために闘うふりをしてみせたのだ。犬は主人に自分の唸り声で応えた。とうとうやった!それこそ彼らが待っていたことだったのだ!カレーニンが遊びたがっている!カレーニンにはまだ生きる意欲があったのだ! その唸り声、それがカレーニンの微笑だった。 (p.336)*1 ≪感想≫ 再読、いや再々読だろうか。15年ほど前に集英社版で読み、気に入りのの1つだった。著者の小説論である『カーテン』もわざわざハードカバーで買って読み、『冗談』も岩波版が出れば早速買って読んでいた。そして何を隠そう、ブログのタイトルも、印象深かった書第7部「カレーニンの微笑」から拝借している。最初は「ウラジミールの呪い」にしようと思っていた。を読んでいるといつも、ナボコフならどう読むだろう・

    1-03『存在の耐えられない軽さ』ミラン・クンデラ/西永良成訳 - ウラジーミルの微笑
    tokyocat
    tokyocat 2023/05/01
    《本書を「実存小説」などとしてカテゴライズしたり、あるいは賞賛したりするのは珍妙である。私に言わせれば、定食屋で定食が出てきて驚くようなものだ》
  • 「TBS『news23』に裏切られた…」JAの「自爆営業」を告発したら「身バレして退職」元職員の悲痛な訴え(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース

    「放送を見て、裏切られた思いです。映像加工しているのは顔だけ。首から下は丸映りで、明らかに自分とわかる映像でしたから。案の定、職場ですぐに身バレしてしまい、ずっと冷たい視線を浴びてきました。あまりにいたたまれなくなり、退職するしかなかったんです」 【独自】逮捕された「美人すぎる寝屋川市議」の写真集全カットを公開する 九州のあるJAの元職員Aさんが批判するのは、TBSが1月12日に放送した『news23』だ。 同番組は特集でJA共済のノルマを追及した。これまでJAでは職員が過大なノルマを負わされ、自分や家族が不必要な契約を結ぶ「自爆営業」が横行してきた。 Aさんは同僚と同番組の取材に応じ、自宅で一連の問題について証言。途中、自分の腕時計まで撮影されていることが気になったが、記者からは「バレることはない」と言われたという。 そのほか共済の契約書なども提供した。ただし、放送前には編集した動画を確

    「TBS『news23』に裏切られた…」JAの「自爆営業」を告発したら「身バレして退職」元職員の悲痛な訴え(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース
    tokyocat
    tokyocat 2023/05/01
    起こりうるなあ
  • 『すべてが狂ってる』(1960年・鈴木清順)|佐藤利明(娯楽映画研究家・オトナの歌謡曲プロデューサー)の娯楽映画研究所

    『すべてが狂ってる』が封切られたのは昭和35(1960)年10月8日。鈴木清順監督としては、長門裕之の『密航0ライン』(6月25日)と、和田浩治の『くたばれ愚連隊』(11月23日)の間の作品となる。日活映画では、同日封切りが、和田浩治の『英雄候補生』(牛原陽一監督)、四日後の10月12日には小林旭の『大草原の渡り鳥』(齋藤武市監督)が封切られている。いわゆるダイヤモンドラインのアクション映画のローテーションのなかに作られた青春映画である。 日活は裕次郎の『狂った果実』から藤田敏八監督の『八月の濡れた砂』まで、一貫して、その時代の若者の生態をセンセーショナルに描く青春映画を作り続けていた。この時期、川地民夫は『狂熱の季節』(9月3日・蔵原惟繕)で、こうした反抗する若者を好演。松竹では大島渚がヌーベルバーグとして気を吐き、作と同日には大島の『日の夜と霧』(松竹)、吉田喜重の『血は乾いている

    『すべてが狂ってる』(1960年・鈴木清順)|佐藤利明(娯楽映画研究家・オトナの歌謡曲プロデューサー)の娯楽映画研究所
    tokyocat
    tokyocat 2023/05/01