道路や鉄道などのインフラ整備に限っては超一流の土木大国である我が国日本。この国土には沢山の橋やトンネルが存在するが、それでも「歩いて渡れる海底トンネル」というのはあまり多くはない。代表的なものを挙げれば大阪の安治川トンネル、下関と門司港の間にある関門トンネル人道、そしてこの東京近郊に存在するというのが「川崎港海底トンネル人道」なるもの。 東京・羽田空港にも程近い「川崎港」…しかし東京や横浜のそれとは違い、観光客もろくに近づかないような工業港である。場所もかなり辺鄙で、川崎駅から市バスに乗って来る事になる。近年は「工場萌え」だとか言って、工場夜景を見物に来る観光客もじわじわ居るみたいですが… 我々がやってきたのはトンネルの入口にある「ちどり公園」。川崎港海底トンネルは昭和54(1979)年に完成した全長2180メートルのトンネルで、川崎臨海部の人工島である千鳥町と東扇島との間を結んでおり、や