これ読んだ。 ネットワーク・ミュージッキング―「参照の時代」の音楽文化 (双書音楽文化の現在) 井手口 彰典 勁草書房さんのポピュラー音楽研究関係の双書。日本語ラップの木本氏の本につづいて刊行されたもの。木本氏の本はこちらを参照。 (http://d.hatena.ne.jp/shinimai/20100605/p1) タイトルから中身を推測しにくいんだが、要するにIT技術が進歩した現代における音楽聴取についての研究書です。といってもそんなに難しい内容ではないので、ITと音楽ということに興味ある人にはおすすめ。とくに昨今のクラウドの話に近いことが書かれているので。 全体的には、新しい技術と現象について良く調べてうまくまとめた本だと思う。学問的な研究では新しいことは非常にやりにくいのですが、この本はヘタにジャーナリスティックになることなくバランスが取れてると思いました。様々な現象に関する理論