聊斎志異の読み方 (うずまき) 2005-07-05 11:08:13 本来は興味のなかったものに果敢にトライ、何か手ごたえを得たら嬉しいです。 聊斎志異はいろいろな読み方ができます。私の知人は、まだ発表していませんが、数字にこだわって読んでみようとしていました。怪奇な生き物などをあらわすときに、どんな数字を用いて表現されるのか、そんな読み方です。これはもう発表されることのないアイディアですので、黒蜜アイスさんがばくっても可です。 十五年ほど前に立教大学院を出た学生は、志怪小説からキツネの話をすべて取り上げ、キツネにまつわる地名を地図に落として、物語が伝播するルートを検討していました。 聊斎志異は「神話」ではありませんが、漢族の宇宙観を探る手がかりを与えてくれるはず。物語が膨大にあること、その採録者と再構成者の素性が、あるていど明らかになること、山東という空間で生まれた物語群であることなど