11月30日、財務省は、2011年10月28日から11月28日までの外国為替平衡操作額(介入額)が9兆0916億円だったと発表した。都内で8月撮影(2011年 ロイター/Yuriko Nakao) [東京 30日 ロイター] 財務省は30日、2011年10月28日から11月28日までの外国為替平衡操作額(介入額)が9兆0916億円だったと発表した。 政府・日銀は10月31日に大規模なドル買い/円売り介入を実施。市場では、この時の介入額を過去最大の7─8兆円規模とする試算が出ていたが、発表数字はこれを上回った。市場参加者の間では、31日以降も介入実施の公表を伴わない「隠密介入」が続いていたとの見方がくすぶっており、思惑を呼びそうだ。