東京都のモニタリング会議で、専門家は「危機的な感染状況が続き、社会機能の低下が深刻になりつつある」などと述べたうえで、感染の急増によって、都内の療養者数が第5波のピーク時をはるかに超え、都民のおよそ80人に1人が療養しているとして、体制の整備・充実が必要だと指摘しました。 会議のなかで専門家は、都内の感染状況と医療提供体制を、4段階ある警戒レベルのうちいずれも最も深刻なレベルで維持しました。 このうち感染状況は、新規陽性者の7日間平均が9日時点で1万7686.4人となり、1週間前の今月2日より1600人余り増加していて、専門家は「これまでに経験したことがない危機的な感染状況が続いている」と指摘しました。 また、都内で先月、1月3日から30日にかけて、 ▽福祉施設で150件 ▽学校や教育施設で128件 ▽医療機関で17件の、 クラスターが発生したという報告があったことを明らかにしました。 そ