February 2011
Web2.0時代の図書館マーケティングを考える 2005年には「Library2.0」という業界用語が登場するなど,図書館界でもWeb2.0の急速な広がりに対応しようとする動きが活発化している(CA1624 参照)。中でも,ブログを活用したオンライン読書会(E194参照),フォークソノミーを取り入れたOPACの提供(E595参照)など,Web2.0のツールを活用した図書館サービスの展開が徐々に根付きつつある。このような活動は,図書館サービスをマーケティングするという観点からも、有効性が指摘されている。 Web2.0時代のマーケティングとは,これまでと何が違うのだろうか。2007年3月,Marketing Library Services誌に「Web2.0世界の7ステップのマーケティング戦略」と題する記事が掲載された。「Web2.0では,広報主体がメッセージをコントロールするのではなく,みん
次世代の図書館サービス?―Library 2.0とは何か 猫も杓子も「2.0」 近年,世界のIT業界・ビジネス界を席巻した言葉に「Web 2.0」がある。これは2004年頃,当時急速に発展・増殖していた新世代のウェブサイトを総称する言葉として生まれた。具体的には,オンライン地図ツール“Google Maps”(CA1607参照)やオンライン書店“Amazon.com”,画像共有サイト“Flickr”,オンライン百科事典“Wikipedia”といったサービス,またより一般的にはブログ,RSS,タギング(フォークソノミー; E595,CA1623参照)といったツールや機能など,利用者の参加(participation)や相互の協調(syndication)を基盤にしてコンテンツを提供するウェブサイトが,Web 2.0に当たるとされる(1)。そして,これらより以前のウェブサイトは,「Web 1
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く